【インタビュー】BLACK DIAMOND、1stアルバムに輝く地球上で最も硬い絆「走り続けて探し続けて、今やっと掴んだ」

BLACK DIAMONDが5月15日、1stフルアルバム『SHINING DIAMONDS』をリリースした。アルバムには、これまでリリースしてきたシングル9作品に加え、東京・Zepp DiverCity初ワンマンでお披露目された新曲、そしてインスト2曲を含む全12曲を収録。EDMサウンドによるダンスチューンだけでなく、メロディアスなボーカル曲も収録されるなど、強さと優しさが同居した仕上がりだ。

2023年3月、“女性のエンパワーメント”を合言葉に楽曲「Super Duper / hungry spider」でデビュー。その2ヶ月後にはZepp Hanedaで<1st SHOWCASE LIVE>を開催し、同日新曲「SING YOUR DREAM」をリリースするなど華々しいスタートを切った。1stフルアルバム発売までの道のりには、沈黙やリリース遅延、メンバー脱退など、眼の前に横たわる困難もあったが、それらを乗り越えた今、『SHINING DIAMONDS』というタイトルが象徴するように、全12曲と4人のメンバーは輝きに満ちている。また、目標とするグローバルな活動も今後期待できるとのことだ。アルバムについてメンバー全員に訊いたロングインタビューをお届けしたい。

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■一生忘れられない怒涛の1週間■かけがえのない絆も生まれた

──アルバム『SHINING DIAMONDS』がリリースされましたが、皆さんの率直なお気持ちを聞かせてください。

L.V:やっと出ました。

ANRI:難産でしたね。

MIIRO:ようやくっていう感じです。

MARY:最初、いつ出るって言ってたっけ?

L.V:もともとは、2024年2月のZepp DiverCityワンマンに向けて1月にリリースする予定だったから、だいぶ伸びたよね。レコーディングし直しもあったので。

──アルバム制作過程については後ほど伺うとして、まず、今お話にあった初のワンマン<BLACK DIAMOND 1st OneMan Show「SHINING DIAMONDS」>(2024年2月26日Zepp DiverCity)について。振り返ってみていかがですか? 開催直前にARISさんの脱退、サポートメンバーMARIAさんの新たな参加もありました。

ANRI:1週間前に突如として、メンバーが5人から4人になったので、ゲネプロを除くわずか4日間ぐらいで、ダンスフォーメーションが美しく見えるように5人用から4人用に編成を変えたんです。歌のパート分けも変更する必要があったし、私の場合はラップ部分が増えたりしましたね。

──ライブ当日のステージでも、苦難とそれを乗り越えた喜びについて語ってましたね。

ANRI:本当はもっと完璧に仕上げたかったので、悔しい思いもたくさんしたんですけど、“負けるまい”と全員で手を取り合って。スケジュールとか体調的に私とL.Vを中心として頑張ったんですが、ライブ前に私自身高熱が出たり、MIIROは喉が腫れたり枯れたりしながら、メンバーのみんなが本当に満身創痍でステージに立っていたんです。そんな中でも、思いっきり輝くことができたと思っています。

▲ANRI
L.V:私は風邪気味みたいな感じで、咳がひどかったんですよ。吸入器を吸い込むとむせて咳込みそうになるので、常に鼻で息を吸う感じだったんです。だから当日も、ダンスパフォーマンスのときは酸欠状態がずっと続いていて。要所要所は覚えてるんですけど、頭がほとんど働かない状態だったので記憶があんまりなくて、それが悔しかったりもしますね。

──そんな状態だったとは気づかなかったくらいのステージでした。

L.V:とりあえず、アドレナリン頼りに必死にやったなっていう感じでした。でも結果として、「不調のまま立ってるとは思えないステージだったよ」と観に来てくれた方々から言っていただけたので、みんなのベストを尽くすことが出来たし、すごくいいライブだったと思っています。サポートのMARIAも頑張ってくれたし。今はサポートですけど、今後も一緒に経験値を積んでいければと思っています。

MARY:個人的に、2月は本業を含めていろいろな転換期で。それに加えてBLACK DIAMONDの急なメンバー変更があったりとか。本当に、一生忘れられないような怒涛の1週間でした(笑)。

──MARYさんは並行して音楽活動もありますし。

MARY:もちろん準備期間がもっとあれば、さらに完璧なパフォーマンスができたかもしれないけど、この1週間でメンバー間のかけがえのない絆も生まれましたし。ライブ当日の「クオリティが上がったね」ってファンの方々に言ってもらえたので、結果としては良かったと思います。すごく達成感がありましたから。

MIIRO:「楽しかった!」という言葉がひと言目に出るほど充実してたんですけど、やっぱり準備期間というか、当日までめちゃくちゃ大変だったんです。前日ゲネプロの朝からやばいなってくらいに喉も腫れちゃって、どうにか悪化しないように、熱を出さないようにしつつ、当日もずっと喉のケアをしてました。本番はシングル「SING YOUR DREAM」とか初披露の「Love ya Forever」とか、聴かせるような歌ものの曲があったので、ちゃんと歌えるか不安だったんですけど、本番を迎えたらケロッと治って。不思議なものですね(笑)。

──L.Vさんと同じようにアドレナリンが出まくったんでしょうか。

MIIRO:はい。なんなら「SING YOUR DREAM」は去年のショーケースライブよりも上手く歌えたなって、後から映像を見返して思いました。家族や友人も観に来てくれて「歌で泣いた」って言ってもらえたり。BLACK DIAMONDのMIIROとしてステージに立つのは9ヶ月ぶりでしたし、応援し続けてくれているファンの皆さんに喜んでもらえて良かったです。大変なことを乗り越えた先に得たものがめちゃくちゃ大きかったし、そういう経験を乗り越えてアルバムがリリースされるわけですから、ますます感慨深いですね。

▲MARY
──アルバム『SHINING DIAMONDS』収録曲はインストを含む全12曲。「Love ya forever」と2曲のインストを除く9曲はこれまで配信リリースされてきた楽曲ですが、既発曲も5人バージョンから4人バージョンへレコーディングし直したわけですか?

L.V:全部を録り直したのではなく、抜けたひとり分を穴埋めをする感じで。そこだけ新しく録り直しました。

ANRI:以前の音源よりもカッコよく、もっとレベルを上げて、もっと聴きやすい楽曲にっていうことを念頭に置いて。私はラップパートで最大限に英語を使ったり。「ひとり抜けたことよってクオリティが下がった」なんて言わせたくなかったですし。

──ボーカルのリレコーディングは、ワンマンライブの後に行ったんですか?

L.V:いえ。私たちは基本的にライブで生歌を歌っているんですけど、わずかにオケをかぶせているところもあるんです。

MIIRO:コーラスの部分とかは特にそうですよね。

L.V:そのための音源が必要ということもあって、ライブ前に2人(L.VとANRI)で急遽レコーディングして。時間的に足りなかったぶんは、ライブが終わってからゆっくりと追加レコーディングしました。

──ライブもレコーディングも大変な状況だったんですね。アルバムのジャケット写真はライブ当日にZepp DiverCityで撮影されたということですが。

L.V:そうです。ジャケットで寝そべっているのは、Zepp DiverCityの1階フロアです(笑)。上手側観客席の最前列ぐらいの床にシートを敷いて、その上に4人が寝そべってるんです。あと、ブックレットを見てもらうとわかると思うんですけど、メンバー各々のソロ写真もZepp DiverCity内のシチュエーションを使って撮ったもので。Zepp DiverCityに行ったときは探してみてください。私とMARYの背景は探しやすいですよ。後ろに手すりが写ってますけど、これは2階に行く階段なんです。

MARY:私は後ろの壁の模様が変わっているので、どこで撮ったかわかると思います。

──アートワークが初ワンマンのドキュメントにもなっているわけですね。

L.V:聖地巡礼してみてください(笑)。

■いろいろなドラマがあって■1人1人の力がすごく大きくなった

──では、アルバム『SHINING DIAMONDS』の聴きどころ、推し曲をそれぞれ教えてください。

MIIRO:「Rope」は、デビュー曲「SuperDuper」や「hungry spider」とはまた違った女の子目線の曲で、共感できる歌詞やワードがたくさん入っています。ダンスフォーメーションでは、私が中心にいることが多い曲なので、ライブパフォーマンスの面でも思い入れが深くて気持ちが乗りますね。

L.V:前回のインタビューでもお話しましたけど、「Rope」は楽曲のカラーがMIIROのキャラクターっぽいよね。ちょっとかわいい女の子の未知数な雰囲気が。

MIIRO:アルバムに入っている他の曲とちょっと違った一面が見れるような歌詞だったり、メロディーだったりして、そこも結構お気に入りです。

MARY:「Ecstasy」は、私がセンターを多く務めさせてもらってるんですけど、すごくノリのいい曲ですし、ちょっとセクシーで妖艶で気高い女性の曲になっていると思っています。BLACK DIAMONDは“女性のエンパワーメント”をテーマに歌ってる曲が多いんですけど、この曲も、そういう強さが出ていると思います。

ANRI:うん、すごくわかる。

MARY:ダンスやバラードだったり、いろいろな曲が入っているから、全部気に入ってるんですけどね。

▲MIIRO
L.V:私も本当に全部が推し曲(笑)。その中で私の思い入れが強いっていうところで言うと、「SING YOUR DREAM」。この曲はZepp Hanedaショーケースの当日0時に配信リリースを開始して、その数時間後にはステージで初お披露目したんですね。そのショーケース直前も結構いろいろなドラマがあったんですよ。お客さんには見えていない部分でですけど、メンバーにとっては、それを乗り越えることができたという結束力にもつながって。

MARY:そうだったね。

L.V:だから「SING YOUR DREAM」のミュージックビデオを見ると、覚悟を再認識できるんです。そういうきっかけになった曲なので。今回のZepp DiverCityワンマンでも大変な逆境を乗り越えて、私たち4人の絆がより強くなった。1人1人の力がすごく大きくなり、ライブでまた「SING YOUR DREAM」を歌えたっていう意味でも、私の中では深い思い入れと共に存在する曲です。応援ソングみたいなところもあるので、ファンの人たちに寄り添う曲としても聴いてもらえたら嬉しいですね。

ANRI:本当に思い入れ深い曲がたくさん入っているんですけど、その中でも私たちの名刺となる曲は「SuperDuper」なのかなって。私たちっぽい曲の代表格のひとつですし、一番最初にリリースした曲なので、多くのお客さんが知っててくださって。ライブでこの曲になると一気にノリが良くなるなっていうのが、ステージから客席を見ていてわかるんですよ。印象に残りやすい曲だと思いますし。ライブのセットリストには欠かせない曲のひとつですし、この先もっと進化を遂げるかもしれない。ずっと注目していてほしい曲ですね。

──アルバム収録曲は、ビートの強い曲が印象的な一方で、ラストの「Love ya Forever」はR&Bテイストで新境地という感じがします。こういう歌もの路線はBLACK DIAMONDの新たな一面ですね。

ANRI:私たちの仲間やお客さんからも「「Love ya Forever」や「SING YOUR DREAM」みたいな歌ものの曲がすごくいいね」って言われたりもしているんですよ。自分たちでも新たな発見です。

L.V:今後、増やしたい曲調だよね。

▲L.V
──これまで強さが前面に出ていたぶん、優しく包み込むような歌声が際立っています。「Love ya Forever」はどうやってできた曲なんですか?

ANRI:マネージャーから最初に「シェネルの「Believe」って知ってる?」って聞かれてて、「知ってるも何も、私は10数年前から「Believe」を歌っているし、日本一好きな曲です」って。その作曲者であるSweepさんが私たちの新曲を作ってくれると聞いて、“これは夢かな?”って思うぐらい本当にうれしかったです。

L.V:ずっと「「Believe」が好き」って言ってたよね。

ANRI:だから、Zepp DiverCityワンマンで「Love ya Forever」を歌ったときも、「Believe」を私と10数年一緒に歌ってる友だちが、「ANRIちゃん、夢叶えたね」って泣いてくれたぐらい、私にとっては“感動 of 感動”でした(笑)。レコーディングは2日間、きちんとプリプロをして、誰がどのパートが一番合ってるかを考えながら丁寧に進めました。

L.V:「私、フェイクやります!」とか立候補もありつつ(笑)。この曲はサビが3ヵ所しかないから、どうやってパートを分けるか、すごく頭を悩ませたんですよ。「だったら、私はラスサビのフェイクを担当したいから、むしろサビは要らないよ」って提案して、「じゃあ、3人でサビを分けよう」みたいにしてパート分けが決まりました。

ANRI:それに、この曲だけは、それまでとは違う大きなレコーディングスタジオで、本当にじっくりと作ったという印象があって。5週連続配信リリースにも入っていなかったアルバム用の曲なので、Zepp DiverCityワンマンに来られなかった人にも、ようやく聴いてもらうことができる。そういう念願叶ってのアルバム収録となりました。

MIIRO:同じ歌ものでも「SING YOUR DREAM」は、去年のZepp Hanedaショーケースでは踊りながら歌っていたんです。だけど今回の「Love ya Forever」は、Zepp DiverCityのステージに4人が横に並んで、ハンドマイクで歌う形だったので、やっぱり他の曲のパフォーマンスとは全然違ったんですね。Zepp DiverCity当日は作曲者のSweepさんも観に来てくださって。

ANRI:Sweepさんがステージから見えたよね。だから一層緊張しちゃった(笑)。

MIIRO:はい。早くみんなに聴いてほしい気持ちと同時に、やっぱり緊張もありました。結果、「すごく良かった」っていう声もたくさんいただけましたし。今回アルバムに収録されて、ミュージックビデオやショートフィルムも公開されたので、たくさんの方々に聴いてほしいです。聴けば聴くほど味が出てくるというか、恋人やパートナーだけじゃなく、誰に対しても当てはめられるような家族や友だちにも向けているような曲なので、何回も聴いてほしいです。

MARY:そう。普通に聴いたらラブソングみたいな感じなんですけど、ミュージックビデオを見ていただいたらわかるように、仲間との絆とか愛みたいなのを歌った曲なんです。

L.V:私たちの絆でもあるし。

MARY:歌ものはこれからもたくさんやっていきたいですね。4人ともちゃんと歌えるメンバーが揃っていると思うので、BLACK DIAMONDとしての音楽的な強みになるんじゃないかなって。

■女性のエンパワーメントを発信し続けたい■誰かの憧れや支えになれるような活動を

──ミュージックビデオとは別に公開されているショートフィルムは6分24秒の短編映画ですが、どういう発想から制作されたのでしょうか? ちょっとピリッとする瞬間もあるストーリーですが。

L.V:「Love ya Forever」のミュージックビデオはもともと、“ロードムービーっぽいものを撮りたい”っていうアイデアが前提としてあったんですね。プロデューサーからは、「ミュージックビデオと一緒にショートフィルムも撮っちゃおうよ」っていうリクエストがあったので、ショートフィルムはミュージックビデオをもっと深掘りしたストーリーを描いたものとして、同時進行で撮影したんです。まず、台本の第一稿をもらったタイミングで、メンバーやスタッフで全体ミーティングをして内容を精査したので、ストーリーは二転三転してるよね?

MIIRO:結構変わりましたね。最初のアイデアは、私の葛藤や苦悩にフォーカスされたストーリー展開がメインだったんです。ただ、それだと「SING YOUR DREAM」のミュージックビデオとかぶってしまうので、別の物語として作っていって。

L.V:撮影も、時間の関係で撮りきれなかったシーンがあったり、編集過程であえて使わない選択をしたシーンもあったり。だから、ストーリーの途中でいきなり私が「ふざけんなよ!うちらの何がわかるっていうの!?」ってキレるシーンがあるんですけど、それを先日のリリースイベントで、“何にキレてるんだろう?”ってファンの方々が思っていたことが発覚して(笑)。実際、何にキレてるかわからない仕上がりになってたりするんですけど(笑)。でも、お客さんに説明したら、「あ、なるほど~!」となっていました。

──実際、何にキレてるシーンなんですか?

L.V:ラスサビ前に、私たちに対する誹謗中傷コメントみたいな映像が出てくるんですけど、それに対してキレているんです。そのコメントが印刷された紙を見て文句言ってる私に、ツンデレのANRIが「(そんなのが嫌なんだったら)じゃあ、歌わなきゃいいんじゃない」って言うシーンで。

MARY:すごくピリッとするシーンだよね。

ANRI:でも、監督曰く「もっとツンを強めにしたほうがよかった」らしいです。私本来の優しさが演技に出ちゃったかな(笑)。

──衣装や機材を積んだワゴン車で移動するシーンがありますけど、バンドマンのロードムービーっぽさも感じました。

L.V:私たちのマネージャーが元々バンドを手掛けていた方なので、“バンドあるある”的なちょっとしたいざこざや絆を入れた映像作品にしたいっていう願望もあったのかな。ちなみにそのシーンは友だちから「L.Vちゃん、一回も車から降りないよね」って言われたんですけど、完全に私は運転手役です(笑)。

ANRI:私はカフェでその車を待っているんですけど、迎えに来たらすぐ後部座席に座って。MARYとMIIROが荷物を積んでくれて、私は何もしてないという(笑)。ただただカフェに迎えに来てもらって、車が来たらすぐ座ってスマホをいじるっていう。

L.V:そう(笑)。私たちは、しもべ1としもべ2と運転手だから(笑)。ANRIは車の上座、一番安全な運転席の真後ろに座って動くことがない。メンバー間の関係性がそこに表現されているよね(一同笑)。

──それぞれの役割が描かれた短編だと(笑)。

ANRI:あのショートフィルムの関係性があながち間違っていないっていう意味では…もちろんしもべとかは全然ないですけど、L.Vは本当にこのユニットの舵を切ってる運転手みたいなところがあるじゃない? それは本当に伝えたかったんだよね。

MARY:そうかもしれない。BLACK DIAMONDでそういう位置にいるのがL.Vというか。

ANRI:L.Vは記憶力がめちゃくちゃいいので、「あのときにあの人、こう言ってたよね」みたいな感じで、私たちの道筋を全部覚えてるんです。だからBLACK DIAMONDの活動の中でも、「はい、そこは左ね」って理解して舵を切ってくれる感じがあって。まあ、本当に運転免許を持ってるのはL.Vだけっていうのもあるんですけど(笑)。

L.V:ははは。本当にそう(笑)。

ANRI:「ちょっと~」って仲裁している感じもMARYらしいし、シクシクしちゃうかわいいところはMIIROっぽいし。存在感だけで何となく威張ってる感が出ちゃってるっていうのは私っぽいのかなって(笑)。

L.V:それは遠からず近からず(笑)。たしかに実像から遠すぎないメンバーの姿が見え隠れするので、ゆっくり見てほしいショートムービーですね。

──アルバムリリースを経て、シュートムービーも制作して、ますます夢や目標に広がりも出ていますか?

MIIRO:BLACK DIAMONDでデビューしてから、私個人の歌の活動のほうでも「BLACK DIAMOND好きです!」って声掛けいただくことが増えたり。もう1つのお仕事のほうでお会いした方から「見てます」って声をいただいたりして、活動が広がっていることを実感しています。それと同時に、「BLACK DIAMONDの活動でMIIROさんのことを知りました」と言ってくださる女性の方が増えていて、純粋に嬉しいですね。私たちが掲げてるテーマ“女性のエンパワーメント”をどんどん社会に発信し続けたいですし、女性の共感を得たり、誰かの憧れや支えになれるような活動をもっともっとできたらいいなと思っています。

MARY:去年春のデビューから初ライブとなった今年2月のZepp DiverCityワンマンまで、沈黙期間が結構続いたんですけど、こうしてアルバムリリースできたので、このアルバムを引っ提げていろんな土地でライブをしていきたいと思っています。結成当初掲げていた海外進出も少しずつ話が進んでいるので、皆さん楽しみにしていてほしい。

MIIRO:本当に国内外でいろいろなお話をいただいてるそうなんです。

MARY:うん。それまで擦り切れるぐらいアルバムを聴いてください。

ANRI:このデジタルの時代、擦り切れることはないけどね(一同笑)。

L.V:私たちのパワーを一番感じてもらえるのってライブだと思うんですよね。なので、やっぱりライブは今後もっともっとやっていきたいですし、この間のアルバムリリースイベントがすごく楽しかったんですよ。だから、ファンミーティング的な至近距離のイベントとか、そういう機会をもっと大事にしていきたいねっていう話をしているところです。

ANRI:BLACK DIAMONDとしてのイベント増やしたいよね。オンラインだけでなく。

L.V:この1年活動してきて、BLACK DIAMONDは、突然の告知とか急な発表事が多いんですよね(笑)。沈黙してたと思ったら、怒涛の告知ラッシュみたいな。なので、気づいたら“もう2ndアルバム!?”みたいな話も出てくるかもしれないなって。世の中の人から“早く2ndアルバムが聴きたい”って思ってもらえるぐらい、もっと力をつけて影響力のある存在になれるように頑張っていきたいと思っておりますので、まずはアルバムを手に取って聴いていただいて、私たちのパワーを感じてもらえたらうれしいです。

ANRI:私はアーティストを目指して13年前に一度デビューして。走り続けて探し続けてきて。ようやく今、アーティストとして自分たちのオリジナル曲が入ったアルバムをリリースすることができたんです。一緒に頑張れる仲間もずっとほしかったし、それを13年かけてやっと手に入れることができた…その思いを的確に表現できる言葉がまだ見つからないんですけど、それぐらい…とてもありがたいことだと思っています。これからは、どんどん良いライブをやって、大きな会場も埋め尽くしたいと思っていますし、それができると信じています。1stアルバムを手に取ったあなたはセンス抜群ですよ。 “もう見つけてくれたんですね”っていう気持ちでいっぱいです。これからもどんどん聴いてください。

取材・文◎岡本貴之

■アルバム『SHINING DIAMONDS』

2024年5月15日(水) WEBショップにて販売
DM-0024 ¥3,300-(税込)
DIAMOND MUSIC ON LINE STORE
https://diamondmusic.thebase.in/items/86129490
▼収録曲
01. Gain
02. SuperDuper
03. SING YOUR DREAM
04. BLACK FAIRY
05. Get Down
06. hungry spider
07. Rope
08. TOXIC
09. WILD WEED
10. I'll Shine
11. Ecstasy
12. Love ya forever

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