戦後を代表する書家・青山杉雨の作品展 県立文学書道館ではじまる【徳島】

愛知県出身で戦後を代表する書家、青山杉雨の作品展が、6月14日から徳島市で始まりました。

書家・青山杉雨は、中国の古代文字を素材とした篆書や隷書などを用いた作風を確立し、文化勲章を受賞しました。

会場には2022年度、県立文学書道館に寄贈された杉雨の作品63点が展示されています。

この「騰雲飈飈」は、杉雨の代表作で、3つの文字を絶妙に配置し、かすれを効果的に使用することで、ドラマチックな雰囲気を醸し出しています。

また、こちらの「大吉祥」は、左右の魚の間に「大吉祥 漢洗銘」と記され、ほのぼのとした雰囲気が見るものの心を和ませます。

この青山杉雨展は、2期に分けて開催され、県立文学書道館で8月4日まで開かれています。

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