ベッカ・スティーヴンス、全編ギター弾き語りの新作『メイプル・トゥ・ペイパー』を発表 8月には来日公演も

レーベル「コアポート」の設立10周年を記念して、初のコンピレーション・アルバム『ザ・スプリーム・コレクション』が発売されたベッカ・スティーヴンス(Becca Stevens)が、ニュー・アルバム『メイプル・トゥ・ペイパー』を9月4日(水)に発表。全編ギター弾き語りのこのアルバムから、収録曲「Now Feels Bigger than the Past」が公開されています。また、スティーヴンスは来日公演〈BECCA STEVENS Solo “Maple to Paper”〉を、8月24日(土)と25日(日)の2日間、東京・恵比寿 BLUE NOTE PLACEで開催します。

アルバムにはみずから書き下ろしたオリジナル・ナンバーと、カーペンターズのヴァージョンがよく知られる「レインボウ・コネクション」のカヴァーからなる13曲に、日本盤はボーナス・トラック1曲を追加収録。

スティーヴンスは、2023年に母の死と娘の出産という大きな出来事を体験しました。新作はそれらに向き合い生まれたもので、「自分の物語を語るためのトルバドール的アプローチ」をとったと語っています。彼女のルーツであるアパラチアン・フォークからの影響が強く、アイリッシュ・トラッドやジャズなどのテイストも反映されたメロディにのせ、母の死から感じた喪失や思い出、母性の愛おしいまでの混乱、アルバム・タイトルにある“カエデが紙に変わる”ことをモチーフにした物事の変容、音楽がストリーミングで聴かれる世界におけるアーティストとしての葛藤、インフルエンサー・カルチャーの不条理さなどが歌われます。

Photo by Shervin Lainez_s

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