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大相撲春日野部屋の夏合宿が14日、岩手県久慈市で始まりました。稽古の見学のほか、相撲が盛んな地域住民との交流も行われました。
春日野部屋の夏合宿は元小結栃乃花・二十山親方の出身地である岩手県久慈市で2006年から開かれていましたが、新型コロナの影響で一時中断。今年の合宿は5年ぶりの開催です。
体のぶつかり合う音と力士たちの激しい息づかい。ブルガリア出身の碧山、埼玉県出身で5月場所で新十両になったばかりの栃大海。2人の関取が胸を借す場面では稽古は一層熱を帯び見物客は大相撲の生の迫力を感じていました。
岩手県久慈市長内町にある、宇部煎餅店の工場です。この敷地内の倉庫に、二十山後援会によって土俵が作られました。より多くの市民に、生の相撲の迫力に触れてもらいたいと2015年から夏合宿も久慈市山形町からこの場所に移って開かれています。
宇部煎餅店の会長で夏合宿を誘致した実行委員会の宇部清三郎会長は十代の頃、二十山親方の父親、谷地忠一さんから相撲の手ほどきを受けました。相撲好きが多い久慈では、今もその伝統が受け継がれています。
稽古の後、見物客は鶏肉に地元産のホウレンソウがたっぷり入ったちゃんこ鍋を力士によそってもらい、味わいました。春日野部屋の久慈市での夏合宿は19日まで行われ、期間中は小学校や高齢者施設を訪問し、市民と触れ合う予定です。