ハモ漁が宇和海で本格化 淡泊ながらほどよい脂

力強くうねるハモを釣り上げる宇都宮裕也さん=13日午後9時ごろ、八幡浜市大島西方の宇和海

 京料理などで「夏の風物詩」とされるハモのはえ縄漁が愛媛県の宇和海で本格化している。13日夕刻に出港した漁師は夜明け前まで獲物を捕獲。翌朝には八幡浜市営市場にいきの良いハモがずらり並んだ。

 市場関係者によると、ハモは京都の祇園祭や大阪の天神祭などの時季の人気料理で、これから夏にかけて出荷の最盛期を迎える。梅雨時期にとれる宇和海のハモは産卵前のため、淡泊ながらほどよく脂がのっているという。

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