第1セット、スパイクを決めてチームメートと喜び合う古賀紗理那(中央)(撮影・中村太一)
6大会連続14度目の五輪となるパリ切符が確定したバレーボール女子日本代表。北九州市で開催されている国際大会ネーションズリーグ1次リーグ福岡大会では15日にセルビア戦、16日に米国戦を控える。いずれもパリ五輪出場国で本番前の〝前哨戦〟となるほか、五輪本番の組み分けに影響する世界ランキングの面を踏まえても負けられない戦いは続く。
エースで主将の古賀紗理那(NEC)=熊本県大津町出身=も協会を通じて五輪出場権の確定に関しては「素直にうれしい」と率直な心境を吐露。同時に「残りの2試合の結果次第で世界ランキングが変わるので、気を引き締めて戦っていきたい。パリ五輪は厳しい戦いになると思うが、チーム全員で戦うことができるようにいい準備をしていきたい」ともコメントした。
過去セルビアとは10勝14敗。2016年リオデジャネイロ五輪では銀、21年東京五輪では銅メダルを獲得している。米国は前回東京を制しており、過去成績は160勝135敗。世界の強豪を相手に、五輪メンバー選考に向けた各選手のアピールは必至で、熱い戦いが繰り広げられる。