建設進む路面電車の新ルート「駅前大橋線」 JR広島駅南口の工事現場を市長が視察 16日には橋げたを橋脚に移動

建設が進む広島電鉄の「駅前大橋線」の工事現場を広島市の 松井一実 市長が視察しました。

松井市長が訪れたのは、JR広島駅に建設中の新駅ビルと駅前通りの地上を結ぶ路面電車の新ルート「駅前大橋線」の工事現場です。松井市長は、工事の関係者から説明を受けながら現場を視察しました。

広島市は、1991年に安佐南区で発生したアストラムラインの橋げた落下事故を教訓に工事の安全管理を徹底しようと毎年6月を「公共工事の災害防止強調月間」に定めています。

広島電鉄の職員は、松井市長に対し「協力会社の関係者全員が一致団結して安全作業を実践する」宣言をしました。広島駅南口広場の再整備に関する工事ではこれまで無事故が続いているということです。

広島市 松井一実 市長
「交通結節点としての機能が格段に上がるよう、上がったのちにはみなさんに機能を十分に堪能してもらうそういう街づくり・街運営をしたい」

高架区間の一部である橋げたは16日夜から自走式の台車などを使って新駅ビル前の橋脚に移動させます。「駅前大橋線」は来年の春に開業予定です。

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