宮島・包ヶ浦の活用策 廿日市市が見直し案を提示

広島県廿日市市は、宮島で検討している高級ホテルの誘致について、住民の意見などを踏まえ、見直し案を示しました。

廿日市市 村上雅信 副市長
「包ヶ浦自然公園がよりよいもにとなるように、みなさんと議論しながら進めていきたい」

廿日市市は宮島・包ヶ浦自然公園に高級ホテルの誘致を検討していて、宮島住民の代表との3回目の検討協議会が開かれました。

これまでの協議会では地元・宮島から包ヶ浦の自然が壊れるなどと誘致の見直しを求める意見が出ていました。

13日の協議会は一部公開で開かれ、廿日市市は宿泊施設のエリアを縮小し、公共エリアを1.6倍に増やすなどの見直し案を提示しました。

宮島旅館組合 有本孝哉 前組合長
「誰もが近隣の人も含めて気軽に訪れる公園であればいい。引き続きこの協議会を通じて我々としては住民の声を届けていくことが役割になる」

廿日市市 村上雅信 副市長
「お金をかけて自然を守っていこうとしたときにどうやって持続可能な公園管理ができるか。そのための手段として宿泊施設を誘致するということを理解を求めるような努力をしていきたい」

次の協議会は、来月19日に現地の包ヶ浦自然公園で宿泊施設エリアなどを検証するということです。

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