寮生活の125人が下痢などの症状 ウエルシュ菌を検出 食中毒と断定【長野市】

先週、長野市内の寮で125人がウエルシュ菌による食中毒になり、長野市保健所は食事を提供した会社を14日から2日間施設を営業停止処分としました。

今月8日、長野市内の寮の代表者から長野市保健所に「寮に居住している100名以上に胃腸炎症状がある」という内容の連絡がありました。
症状がある24人のうち20人の便からウエルシュ菌が検出され、保健所は寮内で調理された食事を原因とする食中毒と断定しました。
入院や病院への搬送者はなくすでに125人全員回復しています。
寮の食事は日本ゼネラルフーズが請け負っていて、保健所は14日から2日間の営業停止処分にしました。
保健所は、原因となった食べ物の特定には至っていませんが、食品の温度管理を怠ったとみて調査しています。
ウエルシュ菌は、長時間室内で放置されたカレーやシチューなどの煮込み料理で増殖しやすく、腹痛や下痢の症状を引き起こします。

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