皇后さま30年以上愛用の「カローラⅡ」運転も…愛子さまは就職後初の休暇 天皇ご一家が御料牧場でご静養

天皇皇后両陛下と長女の愛子さまは、5月2日から栃木県の御料牧場で静養されました。
愛子さまにとっては就職後初めての休暇です。

ご一家は福田富一栃木県知事らから出迎えを受け、にこやかに挨拶をかわされました。

陛下:
新緑もきれいですね。
福田知事:
今日は本当に素晴らしいお天気で。日本赤十字社へのご就職おめでとうございます。
愛子さま:
ありがとうございます。
福田知事:
栃木県は高校生の献血率が日本一で十数年維持していますので励みになると思います。
愛子さま:
素晴らしいです。

神林 高根沢町議会議長:
現在もジョギングなどされていますか。
陛下:
はい。やってます。
神林議長:
ぜひ高根沢のきれいな空気の中でジョギングを楽しんでいただければと思います。
愛子さま:
サイクリングも。
皇后さま:
サイクリングも気持ちいいですよね。

陛下が長年続けられているジョギングについて話が弾みました。

愛子さま:
(ジョギングを)続けられることが素晴らしい。
神林議長:
(陛下と)一緒に走られて?
愛子さま:
走るときもあるのですが、なかなか定期的には走れません。継続ができるのはすごいなと思って。

「緑がちょっと違う感じがする」景色の変化を楽しまれたご一家

この後、ご一家は牧場内の散策を楽しまれました。

皇后さまは「あそこ、子馬がいる」と放牧地の馬に目を留められました。

皇后さま:
しっぽ振ってる、子馬が。見える?
去年より1カ月くらい遅いから、ちょっと成長してお母さんから離れて子馬同士で。
陛下:
全然違うよね。

2023年に訪れた4月と比べて、景色の変化を感じられていました。

陛下:
やっぱり1カ月違うとね。
皇后さま:
緑がね。
愛子さま:
ちょっと違う感じがする。
陛下:
去年は行くときに途中で菜の花がきれいだったんだけど、今年は渡良瀬川のところも菜の花がもう終わってるみたいな感じだったからね。

陛下を助手席に…皇后さまが愛車を運転

両陛下が愛子さまを初めて御料牧場にお連れになったのは平成14年、生後10カ月のときでした。
その後ご一家で毎年のように訪れ、思い出を紡いでこられました。

2023年、コロナ禍で控えていた静養を4年ぶりに再開されたご一家。

2024年も、豊かな自然の中でサイクリング。

トマトやキャベツなどの野菜の収穫やタケノコ掘り、そして様々な動物との触れ合いを楽しまれました。

2023年に誕生し、愛子さまが「レインボー」と名付けた牛とも再会されたということです。

滞在中、敷地内の移動には皇后さまが愛車の「カローラⅡ」を運転されました。車は、皇后さまが結婚前から乗られていたものです。

平成14年に那須で静養した際にも、陛下と愛子さまを乗せて出かけられたことがあります。

皇后さまは愛車を30年以上大切にし、今も皇居内で時折ハンドルを握られることがあるといいます。

動物や自然に囲まれ、ゆっくりと過ごされたご一家。6日間の静養を終え、5月7日に帰京されました。
(「皇室ご一家」5月19日放送)

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