間違った節約で浪費に!予算を確保したら年100万円貯まるようになった項目

年100万円貯める3児の母で、サンキュ!STYLEライターの丸山希です。
みなさんは「貯金」と聞くと、どんなイメージを思い浮かべますか?浪費をやめて消費も最小限に…タイトな予算を組んでなるべくミニマルに暮らす…など、支出を抑える工夫をイメージする人も多いでしょう。

実際私も、貯金を始めた当初はムダを一切許したくない!と思い、最小限に予算を抑えていました。しかし、心に余裕がなくなった結果、節約が浪費に繋がってしまったのです。今回は、年100万円貯金する私が、“あえて”費用項目に組み入れている予算を紹介します。

外食費

節約に外食はナンセンス。と思われがちですが、我が家では月に2万円の予算を確保しています。食べ盛りの中学生2人と小学生1人を含む5人家族の我が家では、予算1万円だとお店によっては物足りなく感じてしまいます。なるべく予算内に収めるために、クーポンやランチタイムを利用するなど工夫もしていますよ。

外食で行くお店は、普段家では食べないような焼肉や焼き鳥、韓国料理のお店が多いです。中学生の子ども2人は、部活や塾が忙しく、なかなか家族で食卓を囲むことが難しくなってきました。そんな今、外食の時間は家族みんなが揃う貴重な家族の時間にもなっています。

また、それぞれの都合がつかず1度も外食をしない月もあります。残りは翌月に持ち越したり貯金したり、使い道は決めていません。

「外食費」を「食費」に盛り込まないことで、料理を作るのに疲れたときや、家族が外食したい気分のときに罪悪感を抱かないですみます。その分、普段の食費は贅沢をしないように月6万円台でやりくりしていますよ。

旅行(レジャー)

旅行に行くと、交通費に宿泊費、お土産代などたくさんお金がかかりますが、それでも我が家は、年に1回か多くて2回旅行に行っています。旅行を通して子どもの体験が増えるほか、日常と離れることでリフレッシュにも繋がっているので、今後も続ける予定です。

今では「旅行に行きたいからほかの項目で節約を頑張ろう!」と思っています。この習慣が子どもにも伝わっているのか、子どもも「お小遣いを全部使わず旅行用においておこう」「ジュースを買いたいけど、旅行費を貯めたいからお茶にしよう」など、目標に向かった貯金に励めています。

先ほど紹介した外食費の残りの積み立てなど、やりくりで浮いたお金を使って行ける範囲で旅先を選ぶので、移動は車で行ける範囲が主です。また、閑散期を狙うなど、お得に行ける工夫もしていますよ。

自分のお小遣い

1円たりともムダにしない!と意気込んで節約していたころは、自分のお小遣いを費用に組み込んでいませんでした。食費や日用品費から余れば自分のために使っていたため、食費や日用品費などに自分のために使う金額分くらいを上乗せしていたのです。

その結果、どこまでが生活費でどこからが自分のために使っているのかあやふやになり、生活費を削ればお小遣いに予算を充てられるということになりました。今はお小遣いの予算を立てたことで、生活費とは切り離して管理できています。

一時期は、貰いすぎているかな?と思い、減額したこともありましたが、今は毎月3万円のお小遣いを予算に組み込んでいます。仕事のモチベーションにも繋がるので、お小遣いを設定して良かったです。

どんな費用を設定してどれくらいの予算を計画するのかは、それぞれの家庭によって異なります。我が家も始めからこの内容を試していたわけでもないですし、今も試行錯誤しながらアップデートしています。今、ムダかな?と思う費用項目がある人は、一度思い切って計上してみると節約できるかもしれませんよ。

◆この記事を書いたのは・・・丸山希
FP2級を持つ3児の母ライター。年間100万円貯金+資産運用を行っています。2021年はコロナの影響を家計がモロに食らってしまいましたが、切磋琢磨し資産の増加に努めます!
資産の増加には節約や整理整頓など、身のまわりのケアも大事!苦手ですが頑張っていきたいです。

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