中国外交部、香港問題巡る外国の干渉に「断固たる反対」

中国外交部、香港問題巡る外国の干渉に「断固たる反対」

14日、記者会見に臨む中国外交部の林剣報道官。(北京=新華社配信)

 【新華社北京6月14日】中国外交部の林剣(りん・けん)報道官は14日の記者会見で、香港特別行政区政府が国家安全条例に基づき、羅冠聡(ら・かんそう)ら6人を「逃亡者」とし、関連措置を取ったことについて、英国や米国、カナダ、オーストラリア、欧州連合(EU)などが公然と中傷し、香港特区の法治に干渉したとして、強烈な不満と断固たる反対を表明した。

 林報道官は次のように述べた。羅冠聡らは長期にわたり「反中乱港(中国に反対し香港を混乱させる)」活動に携わり、悪辣な行動によって国家安全を著しく脅かし、香港の根本的利益を大きく損ない、「一国二制度」の最低ラインに重大な衝撃を与えてきた。香港警察が香港国家安全条例に従って講じた措置は香港の法治を守り、国家安全を守る正当かつ必要な行動であり、情にかない、理にかない、法にかなっている。

 香港の国家安全法と国家安全条例が取り締まるのは国家安全を著しく脅かすひと握りの犯罪分子で、保護するのは全ての香港住民の権利と自由である。国家安全法の域外適用は国際法と各国・各地域の一般的な慣行に完全に合致しており、非難の余地はない。

 香港に関する問題は完全に中国の内政であり、いかなる外部勢力の介入、干渉も許さない。われわれは関係方面に中国の主権と香港の法治を確実に尊重するとともに、香港問題への介入と干渉をやめ、反中乱港分子に肩入れせず、犯罪者をかくまうのをやめるよう促す。

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