「僕の時より落ち着いてますよ」ソフトバンク柳町達が慶大後輩の廣瀨隆太に感じた適応能力の高さ

走塁練習をする広瀬(右)と柳町

◆日本生命セ・パ交流戦 ソフトバンク2―0阪神(14日、みずほペイペイドーム)

先輩もうれしそうだった。ソフトバンクのドラフト3位ルーキーの廣瀨隆太内野手(23)=慶大=がプロ初本塁打を放った。高校、大学の先輩でチームメートの柳町達外野手(27)も笑顔で祝福した。

4学年差で学生時代はともにプレーすることはなく、ソフトバンクで初めて同じグラウンドに立った。1軍合流はともに巨人との交流戦から。当初は集合時間などささいなことを含め先輩に積極的に質問してきた。しかし、そんな機会は早晩に減っていった。

柳町は「僕の(新人の)時なんかより落ち着いていますよ」。先輩が認めたのはプロへの適応能力の高さ。44打席目での初アーチに何の疑いもない表情だった。

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