昨夏に続くサウジアラビアからの誘い リヴァプールの主軸3選手に高額オファーも今夏は引き抜き阻止か

写真:主軸選手の引き留めを考えているリヴァプール©Getty Images

今夏の移籍市場でサウジ・プロフェッショナルリーグのクラブは、昨夏に続きヨーロッパからビッグネームの獲得を狙うと報じられており、リヴァプールもそのターゲットとなる1つのクラブだ。

昨夏リヴァプールは、当時キャプテンを務めていたジョーダン・ヘンダーソンがアル・イテファクに、ファビーニョがアル・イテハドへ移籍し、契約満了となったロベルト・フィルミーノがアル・アハリに加入するなど、サウジアラビアの影響を大きく受けたクラブとなった。

今夏も変わらずエースのモハメド・サラーに加え、オランダ代表CBのフィルジル・ファン・ダイク、ブラジル代表GKのアリソン・ベッカーがサウジアラビアからの関心を伝えられている。最近の報道でイギリス『Daily Mail』は、アル・ナスルがファン・ダイクに対して世界で最も高給取りのDFとなるような契約を提示したと報じている。

対してリヴァプールは近いうちに、残り契約年数が1年となったファン・ダイクに契約延長のオファーを出すと予想されている。またファン・ダイク自身も「ここで幸せで、クラブを愛している」と語り、アルネ・スロット新監督就任前には「彼が来るなら手助けするつもりだ」と発言しており、リヴァプールとの契約延長が濃厚と見られている。

ファン・ダイクと同じく契約年数が1年となったエジプト代表FWサラーにも、サウジアラビア方面への移籍についてさまざまな憶測が飛び交っている。しかし地元メディア『Liverpool Echo』は、今夏リヴァプールはサラーを放出する意思はないと報じており、リヴァプールとの契約が満了する2025年の夏に移籍する見方が強まっているようだ。

またサウジアラビアからの高額オファーがあったと噂されるアリソンに関しても『Liverpool Echo』のイアン・ドイル記者は、「アリソンは現状、中東への移籍に興味はない」と伝えている。

ユルゲン・クロップ氏が退任し、スロット新監督を迎えたリヴァプール。さまざまな変化が予想される中、まずは主軸選手を引き止め新たなスタートを切りたいと考えているようだ。

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