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パ・リーグ首位のソフトバンクは14日の阪神戦(みずほペイペイ)に2―0で競り勝ち、貯金を今季最多を更新する22とした。両リーグ最速で40勝に到達。パ2位の日本ハムとのゲーム差は今季最大タイの8に拡大し、交流戦12球団最多9度目の制覇に望みをつないだ。
試合はモイネロが7回12三振を奪って無失点の快投で4勝目。今季から先発に転向し、11試合に登板して防御率1・54と抜群の安定感が揺らぐことはない。王貞治球団会長(84)も試合後、開口一番「モイネロが良かった」と、投の主役をたたえた。
この日、王会長を最も喜ばせたのは若鷹の躍動だった。プロ初スタメンを飾った高卒4年目の笹川吉康外野手(22)が5回二死からプロ初安打、初盗塁で得点機を演出。続くドラフト3位ルーキー・広瀬隆太内野手(23)の決勝2ランを呼び込んだ。打のヒーローとなった2人の活躍に王会長は「新旧交代。そういう年代になってきているよね。ウチはちょっと遅かったけど」と、待望の流れに目を輝かせた。
常勝復活へ欠かせない有望な若手の出現。文字通り希望を抱かせる一日となった。