【西武】ドラ1・武内夏暉が3勝、防御率0・63で5月MVP受賞 最下位チームに咲く希望

5月の月間MVPを受賞した西武・武内夏暉

西武のドラフト1位ルーキー・武内夏暉投手(22=国学院大)が11日、5月の「大樹生命月間MVP賞」パ・リーグ投手部門を受賞しベルーナドームで会見を行った。

5月、武内は4試合(28回2/3)に登板し3勝0敗、防御率0・63、20奪三振の成績を残した。

現在チームは借金21の最下位に沈んでいる。武内はチームが9勝14敗と苦しんでいた5月の3分の1の勝利を担い4試合(28回2/3)で援護点が9点という厳しい展開の中、2試合(18回)に登板した首位・ソフトバンク戦でわずか1失点とルーキーとしては突出したゲームメーク能力を発揮した。

武内は「とてもうれしい。ここまで順調に成績を残せてとてもうまくいっている。入団した時からやり易い環境を作ってもらえている。まさか(月間MVPが)獲れるとは思っていなかったので本当にびっくりしています」と周囲に感謝。 その上で「炭谷さんが本当に引っ張ってくれている。カーブやインコースの使い方を引き出してくれて、投げていく度に良くなっていると感じる」とここまで全7試合でコンビを組む女房役の献身にも感謝した。

現在は「NPB感染症特例」によって6月4日に抹消されてのリカバリー中。武内は「一昨日(9日)から練習を再開している。体の状態を見ながら万全で戻ってきたい。いい状態でチームの勝利に貢献していきたい」と苦しむチームの力になることを誓った。

パ・リーグ新人選手の月間MVP受賞は2015年の高橋光成投手(27)以来、9年ぶりで5月の受賞は球団史上最速となった。

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