田中氏、5選出馬表明 南砺市長選「やるべき仕事ある」

5選出馬を表明する田中氏=14日、南砺市議会

 11月27日の任期満了に伴う南砺市長選で、現職田中幹夫氏(62)=無所属、4期、高堀=は14日、市議会6月会議で「人口減少対策の強化、小規模多機能自治の推進など『だれでも暮らしやすい街 南砺』を目指して最大限の努力、責任を果たす」と述べ、5選出馬を表明した。才川昌一氏(自民クラブ)の代表質問の答弁で答えた。

 田中氏は城端線・氷見線再構築に伴う公共交通体系の構築、利賀ダム建設、南砺市民・公立南砺中央の両病院の将来などやるべき仕事が多くあると強調し、「『初心生涯』を胸に刻み、全力で市政を担う決意だ」と意欲を示した。

 田中氏は工学院大卒。旧利賀村職員を経て市議1期を務め、2008年の市長選で初当選し、12、16、20年に無投票で再選した。現時点で同氏以外に目立った出馬の動きは出ていない。

© 株式会社北國新聞社