【なでしこ】元監督・佐々木則夫氏が挙げる金メダルへのカギ「その勢いでパリ五輪に入っていくのがいい」

なでしこ・池田監督(左)に期待する佐々木女子委員長

メダル獲得のポイントは? 日本サッカー協会は14日、パリ五輪に臨むなでしこジャパンメンバー18人を発表。主将のDF熊谷紗希(ローマ)、MF長谷川唯(マンチェスター・シティー)ら主力が順当に選ばれた。

都内で会見した池田太監督は「金メダルを目指したい」と2012年ロンドン五輪の銀メダル超えを目標に掲げた。ただ、ロンドン以降は、21年東京五輪はベスト8、16年リオデジャネイロ五輪は出場を逃しており、メダルに手が届くのかは気になるところだ。

11年ドイツ女子W杯優勝、ロンドン銀など全盛期のなでしこを率いた佐々木則夫女子委員長は「僕が率いていた時は、ベテラン系が充実していたので(今回のチームと)比較にはならない」とした上で、パリ五輪で勝ち進むために〝若さ〟をキーワードに挙げた。

「今回は10代が入ったことで(昨年のW杯より)平均年齢が低いと思う。若さがパワーアップするにあたっては、キャンプインから元気に若々しい、パリ五輪が楽しみだくらいな雰囲気を、池田監督がつくってくれると思うし、その勢いでパリ五輪に入っていくのがいいと考えている」

無限の可能性を秘めた10代選手であるMF谷川萌々子(19=ローセンゴート)とDF古賀塔子(18=フェイエノールト)の急成長次第では、目標達成もありそうだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社