大船渡市民体育館建て替えへ 高台に移転、防災拠点に

建て替えを行う予定の大船渡市民体育館。高台に移転する見通しで、避難所としても活用する

 大船渡市はスポーツ施設整備基本計画の中間見直し案をまとめた。主要3施設のうち、市民体育館(盛町)を建て替える一方、再整備を予定していた市営球場(末崎町)は大規模改修を実施し、長寿命化を図る方針。市内の体育施設は老朽化が進んでおり、市は今後、パブリックコメント(意見公募)を行い、改定を進めていく。

 1978年完成の市民体育館は柔剣道場や多目的ホールなどを備え、利用者数が市内のスポーツ施設で最も多い。東日本大震災で被災し、浸水区域内にあるため、高台に移転する見通し。災害発生時には避難所としても活用する予定で、防災拠点としての役割も担う。事業費は49億円。

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