キー操作の動き偽装?で解雇 金融大手で十数人と米報道

 【ニューヨーク共同】米ブルームバーグ通信は14日までに、米金融大手ウェルズ・ファーゴが勤務時間中に働いているように偽装したとして従業員十数人を先月解雇したと報じた。キーボードを操作しているように偽装し、稼働中のように見せかけていたという。

 パソコン上で何かを操作し働いているかのように装う仕組みは、新型コロナ禍で在宅勤務が広がった際に流行したとされる。

 パソコンの使用状況から勤務実態を把握しようとする会社側の管理手法を逆手に取る形で、マウスを自動で動かす「マウスジグラー」と呼ばれる機器は、米アマゾン・コムのインターネットサイトで20ドル(約3千円)以下で購入できる。

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