吉田優利は2戦連続予選落ち…来週のメジャー出場厳しく 「自分にはやるべきことがいっぱいある」

吉田優利は米ツアー1年目の苦戦も前を向く(撮影:GettyImages)

<マイヤーLPGAクラシック 2日目◇14日◇ブライズフィールドCC(米ミシガン州)◇6556ヤード・パー72 >

吉田優利は2日続けて「74」に終わり、トータル4オーバー。134位タイで、先週の「ショップライトLPGAクラシック」から2戦連続となる予選落ちが決まった。大会を中継するWOWOWのインタビューでは、「立ち上がりがうまくいかなかった。きょうはドライバーが曲がってしまっていたので、昨日よりも苦しいかったです」と、3バーディ・3ボギー・1ダブルボギーという一日を振り返った。

米国でのルーキーイヤーは、「よくなったり悪くなったり…まあ、悪くなるほうが多いかもしれない」という日々を過ごしている。そのなかでも手応えあるショットや、狙えるバーディパットが増えているという感覚もあるが、「あとはどれだけキャリーやランが出るかをしっかり把握しないといけない」など新たな芝の上での距離感など、引き続き課題克服に努める。

これが今季7試合目の出場で、予選落ちは4試合目。ポイントレースも145位に甘んじ、出られる試合もままならない。来週は目標にしていたメジャー「KPMG全米女子プロ選手権」が開催されるが、現時点でリザーブ5番手と出場は厳しい状況になっている。ただ、その苦境を前にしても「出たいけど、自分にはやるべきことがいっぱいあるし、そのための準備期間として1週間空くのはまったくネガティブではない。来週いい準備をしたいと思います」と前を向いていく。

「スイングの精度を上げたい。いろいろなミスが出てしまうので、まずはそれを一辺倒にすること。そこからミスの幅を調整して、自分の調子を上げていければ」。メジャー翌週に行われるペア戦の「ドウ・グレート・レイクス・ベイ招待」には、稲見萌寧とのタッグで出場を予定。しっかりとクラブを振り続ける。

© 株式会社ALBA