「印象派展」来場5万人突破 郡山美術館、企画展で最多

セレモニーに臨んだ(左から)永山館長、斎藤常務、碧月さん、由紀さん、小野教育長、小野取締役郡山総支社長

 郡山市立美術館で開催中の展覧会「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」の来場者が14日、5万人を突破した。同市立美術館によると、1992年の開館以来開かれてきた企画展で来場者数の最多記録を更新した。

 5万人目となったのは福島市の高橋由紀さん(52)、福島大人間発達文化学類1年の次女碧月(るな)さん(18)親子。同館でセレモニーを行い、同展覧会の実行委員会委員長である小野義明郡山市教育長、斎藤裕樹福島中央テレビ常務、小野広司福島民友新聞社取締役郡山総支社長がそれぞれ記念プレートや図録などの記念品を手渡した。永山多貴子館長が同席した。

 由紀さんは「東北唯一の開催で県民としてもうれしく、鑑賞を楽しみにしていた。モネの作品を生で見られて幸せ」、碧月さんは「5万人目となりびっくり。モネに限らず、印象派のいろいろな画家の作品を楽しみたい」と笑顔を見せた。

 同展覧会は4月20日に開幕し、今月23日まで。同市立美術館、福島中央テレビ、福島民友新聞社でつくる実行委の主催。米マサチューセッツ州のウスター美術館に所蔵されているクロード・モネやチャイルド・ハッサムら印象派画家の作品を中心に67点を展示。ウスター美術館所蔵53点のうち、ほとんどが日本初公開。

 開館は午前9時半~午後5時(最終入場は同4時半)。月曜日休館。一般1500円、高校・大学生と65歳以上千円、中学生以下と障がい者手帳を持っている人は無料。

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