投資名目で1190万円被害 長崎・対馬の60代男性 TikTokがきっかけ

 対馬南署は14日、長崎県対馬市内の60代男性会社員が、投資名目で1190万円をだまし取られる交流サイト(SNS)型投資詐欺が発生したと発表した。
 同署によると、男性は5月23日、中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を通じ「aillen」のアカウント名を使用する人物とLINE(ライン)のやりとりを開始。「仮想通貨を使って投資をした方が利益が出る」などのメッセージが届き、仮想通貨アプリに登録。同月26日から今月6日までの間、仮想通貨の購入費や利益を現金にするための保証金として、指定された銀行口座に計6回にわたり1190万円を振り込んだ。
 利益を現金にする手続きができず、同署に相談して発覚した。同署は「SNSでお金を振り込むように指示された場合は詐欺を疑う」と呼びかけている。

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