千葉市の17歳少年2人逮捕 強盗致傷の疑い 大学生に「見てただろ」「金を出せ」

千葉西署

 千葉市花見川区の路上で2月、男子大学生が財布などを奪われた事件で、千葉西署は14日、強盗致傷の疑いで、いずれも同市稲毛区在住の無職で17歳の少年2人を逮捕したと発表した。

 逮捕容疑は2月25日午後11時50分ごろ、同市花見川区幕張町6の路上で、帰宅途中の男子大学生(19)=同区=に対し「見てただろ」などと因縁をつけ、地面に押し倒すなどして口をふさぎ「金を出せ」と脅迫。現金約1500円入りの財布などが入ったリュックサックを奪い、けがも負わせた疑い。

 同署によると、大学生は両手と両膝に軽傷。少年2人は容疑を認めている。うち1人は、携帯電話の支払いに充てるのが目的だったとの趣旨の供述をしているという。付近の防犯カメラから2人が浮上した。

 少年の1人は同市美浜区で2月に中学生2人から現金を奪ったとして、恐喝容疑で県警に逮捕されていた。

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