海好き店長がセレクトショップ! 海洋プラのアクセサリーなど「宝物」販売 長崎に16日開店

「ReLABELED―リラベルド―」をオープンする里見さん=長崎市今博多町

 不要になった物に新たな価値を与えて再利用する「アップサイクル」。海岸で拾い集めたプラスチック製のアクセサリーなどを扱うセレクトショップ「ReLABELED-リラベルド-」が16日、長崎市今博多町にオープンする。店長の里見はるかさん(36)は「大好きな長崎の海を守るために、できることから始めたい」と話している。
 店名の「リラベルド」は「ラベルを貼り替えた」という意味。廃棄物から生まれ変わった「宝物」を大切にしてほしいという思いを込めている。
 里見さんは同市三重町で生まれ育ち、幼い頃から海に親しんできた。子どもたちにきれいな海を残そうと、10年ほど前から地元など市内を中心に海岸を清掃したり、清掃イベントを開いたりしている。

海洋プラスチックを使ったネックレス

 集めたごみを使い、アクセサリー作りを始めたのは約1年前。ペットボトルのふたからコースターを作る動画を見て、「自分もできるかも」と心が躍った。材料は、ペットボトルのふたやプラスチックの破片など。ネックレスやピアスなどに生まれ変わると、より一層、愛着が湧いてきた。
 店内は、海で拾った流木や漁網をハンガー掛けにして使い、内装にも工夫を凝らしている。海洋プラスチックで作ったアクセサリーの他、障害者が端切れを縫い合わせたぬいぐるみなども販売する。
 里見さんは「長崎の海が好き。『環境に優しく』『物を大切にする』ことを考えるきっかけになれば」と話した。営業時間は午前11時~午後6時(木曜は午後4時まで)。水曜定休(不定休あり)。

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