ドジャース・ミラーがまもなく戦列復帰 当面は6人ローテ採用へ

ドジャースは右肩の炎症で戦列を離れているボビー・ミラーが日本時間6月18日から始まる敵地クアーズ・フィールドでのロッキーズ4連戦で戦列に戻ってくることになった。ミラーは5月下旬からマイナーでのリハビリ登板を開始しており、A級とAAA級でそれぞれ2試合に先発。合計4試合で0勝2敗、防御率7.80に終わったが、戦列復帰の準備が整ったと判断された。なお、ミラーの代わりに誰かが先発ローテーションから外れるわけではなく、当面のあいだは6人制ローテーションを採用することになるとみられている。

現在25歳のミラーは昨年5月にメジャーデビュー。1年目は22試合に登板して124回1/3を投げ、11勝4敗、防御率3.76、119奪三振という活躍を見せた。今季も先発ローテーションの一角として開幕を迎え、今季初登板(日本時間3月30日のカージナルス戦)では自身初の2ケタ奪三振(11奪三振)を記録するなど6回2安打無失点の快投を見せたが、次の登板では2回途中5失点でノックアウト。3度目の登板のあと、右肩の不調を訴え、故障者リスト入りすることになった。

ドジャースは現在、タイラー・グラスナウと山本由伸の2人を中心に、ギャビン・ストーン、ジェームス・パクストン、そしてトミー・ジョン手術から戻ってきたウォーカー・ビューラーという5人で先発ローテーションを形成。故障リスクの高い投手やフルシーズンを未経験の投手が多いため、ミラーの復帰後、当面のあいだは6人制ローテーションを採用して各投手にかかる負担を軽減する方針のようだ。ただし、先発投手6人をロースターに入れることは、リリーフ投手が他球団と比べて1人少なくなることを意味するため、ブルペンの運用には慎重さが求められることになるだろう。

なお、ミラーは日本時間6月20日、ロッキーズ4連戦の3戦目に先発することが有力視されている。この日は左肩の手術からのリハビリを続けているクレイトン・カーショウが今季初めてマイナーの試合で登板する予定。カーショウはオールスター・ブレイク前後のメジャー復帰が予想されており、ドジャースはそのときに改めて先発ローテーションを再編することになりそうだ。

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