渋野日向子は完全復活に戸惑い? 日本勢トップに浮上も自身のプレーと感覚にズレか

渋野日向子(ロイター=USA TODAY Sports)

米女子ゴルフツアーの「メイヤー・クラシック」2日目(14日=日本時間15日、ミシガン州ベルモントのブライズフィールドCC=パー72)、22位から出た渋野日向子(25=サントリー)は5バーディー、1ボギーの68で通算7アンダー、首位と4打差の10位に浮上した。日本勢トップに立った渋野は「しっかり伸ばせてよかった」と振り返った。

2位となった5月30日開幕のメジャー「全米女子オープン」以降、60台を連発し、予選落ちもなし。完全にスランプを抜け出したようだが、戸惑いもあるようだ。今大会の初日に「ショットはあまり良い感覚ではなかった」「(パットも)打ち切れていない、読み切れていないというホールが多かった」とし「その中で、3アンダーで回れたのは不思議な感じ」と語っていた。

2日目も「今日もショットはあんまり良くないなと思う部分は多かったんですけど、スタートから思ったよりも飛んでいた」とコメント。、長い間スランプに陥っていたことから、急に好パフォーマンスを発揮できるようになった自身の感覚と実際のプレーの間に大きなズレを感じ、戸惑っている部分があるようだ。

その一方、好成績を残せるようになったことで大きな自信も芽生えており、決勝ラウンドに向けて「上だけ見て頑張りたい」と意欲を示した。今後、自身のプレーと感覚がマッチするようになれば、さらなる躍進も期待できそうだ。

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