最新!保活事情。第一希望の園に入園できた人は…76%!専門家に聞く園見学のポイントも

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来年の4月に仕事復帰を予定しているみなさん! 保活はスタートしていますか? 何もできていないし、そもそも何もわからないという人も大丈夫! 何から始めればいいのかをはじめ、保活にまつわる疑問を専門家の山下真実さんに聞きました。

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初めての保活のここが気になる!Q&A

Q:保活を始めたいけどまずは何からスタートすれば?

A:最初に自治体の役所の担当窓口に行くことをおすすめします。ただ、赤ちゃん連れで長時間待つのは避けたいですよね。そこでまずは電話などで予約を取るのが◎。行く前に自治体のウェブサイトで公開されている保育園申込の資料などに目を通し、わからないところをまとめてから担当窓口に向かうと、滞在時間が短く済みます。
窓口では自治体の待機児童数や近所にどんな保育園があるか、指数の数え方(詳しくは次のQ&A参照)、公開している場合は園ごとのボーダー指数(前年度の入園者の最低指数)、新設園や園の統廃合に関する情報などを聞いてみましょう。

Q:認可保育園っていつどこに申し込んで、どうやって決まるの?

A:認可保育園の申し込みは、各自治体の担当窓口で受け付けを行っています。4月入園の選考(※利用調整ともいう)は、全国的に11〜12月に行われることが多く、選考は自治体が定める「指数」という点数によって行われるのが一般的。各自治体の「保育所入所基準指数表」(※名称は自治体によって異なることがあります)を見ると、自分の指数がわかりますが、役所の担当窓口でも確認すると安心。応募者の中で指数が同じ場合は、優先項目で決まるので、その内容もチェックしましょう。

Q:夫婦で一緒に保活したい! 何をすればいい?

A:夫婦で候補園をピックアップし、住所やアクセスにかかる時間、特徴などがひと目でわかる候補園リストを作りましょう。このリストは夫婦でいつでも見られる・書き込める状態にしておくとGOOD。見学のあとに感想を書いておけば、あとから希望園を絞りこむときに役立ちます。また、候補先の園見学は、夫婦が分担して回ることで時間の節約になりますし、お互いが保育園に求めるポイントも明確になり、共有することができますよ。

Q:園見学って行ったほうがいいの?

A:必須です。というのも、保育園は大事な赤ちゃんを長時間預ける場所。候補にあげた園には必ず足を運び、自分の目で見て、安心して預けられる場所かどうかをチェックする必要があります。最初は何を見ていいかわからない人も大丈夫。見学の回数を重ねるうち、保育園に自分が求めること、預ける上で大事にしたいことが明確になっていきます。

苦労するというイメージがある保活ですが、2024年のひよこクラブの調査では第一希望の園に入園できた割合が76%(母数168人)と、以前よりも希望の園への入園を望める状況になってきているようです。だからこそ、しっかり園見学をし、自分たちに合う園を見つけておきたいものですね。

監修/山下真実さん(ここるく代表)

取材・文/江原めぐみ、ひよこクラブ編集部

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参考/『初めてのひよこクラブ』2024年夏号「初めての保活まるわかりQ&A」特集

●記事の内容は2024年5月の情報で、現在と異なる場合があります。

『初めてのひよこクラブ』2024年夏号には、2025年4月入園のための「初めての保活まるわかりQ&A」特集があります。

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