愛犬への思い巨大作品に 6月19日からNEW新九郎で横井山さん個展 小田原市・箱根町・湯河原町・真鶴町

思いを込めて作品(後方)を描き上げた横井山さん

ギャラリーNEW新九郎(小田原ダイナシティウエスト4階)で6月19日(水)から、市内で創作活動を行う画家・横井山泰さんの個展が開かれる。

タイトル「ボン天国」は、今年2月下旬に死別した愛犬・ボンへの思いを込めたもの。今回の目玉は横10m×縦2・7mに及ぶ巨大な壁画風作品だ。

当初は会場を作品で埋め尽くす個展を企画し、裁断して使おうと大きな画用紙を準備していた横井山さん。届いた1枚紙の迫力や愛犬の喪失感もあり、感情のまま一つの作品を描き始めた。「進めるうちに生じる、構成をきれいにとか、絵描きの邪念を抑えながらボンちゃんと遊ぶような気持ちで、明るさも出た絵に仕上がりました」。

期間中は壁1面を使った作品に8畳サイズのボンちゃんが笑いかける。作品展は7月1日(月)まで開催(6月25日(火)休廊)。午前10時から午後6時(最終日は4時)。(問)同ギャラリー【電話】0465・20・5664

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