「“怪物”佐々木朗希のMLBでの将来が危ぶまれている」登録抹消に米メディアも反応「健康維持に苦労している」

千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希が6月13日、右腕のコンディション不良で1軍選手登録を抹消された。佐々木の登録抹消は、上半身疲労を考慮された5月28日に続いて2度目。6月8日に中14日で広島カープ戦に登板して、勝利投手となっていた。

佐々木の登録抹消には、米メディアも強い関心を示した。『FanSided』のマーク・パウエル記者は、「日本の“怪物”、ササキのMLBでの将来が危ぶまれている。数年後にMLBに進出すると言われている右腕が挫折を味わった」と伝えた。

「腕に違和感があり、登録を抹消された。健康の維持に苦労している。ササキは健康であれば世界で最も才能のある右腕のひとりで、2023年WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の優勝メンバー。できるだけ早くMLBに移籍したいと考えている」
パウエル記者は、「11月で23歳になるササキは、25歳の誕生日を迎える前にポスティングされると見られており、ヨシノブ・ヤマモトのような大型契約の対象にはならず、MLB球団にとっては魅力的だ。ヤマモトよりも総合的に有望と言われている投手が、破格の金額で契約できるからだ。17年に23歳でロサンゼルス・エンジェルスと契約したショウヘイ・オオタニと同じケースだ」と、記している。

さらに、「まだ若いササキは、怪我の多いシーズンを終えてからMLBに無理やり移籍するよりも、自身の健康とこれからのシーズンに集中することが大切だ。防御率1.96をマークしてるが、登板機会が少ないため、今季のNPBの主要な賞の候補から外れる可能性もある」として、万全のコンディションと成績を期待した。

構成●THE DIGEST編集部

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