竹田麗央強し!単独首位浮上で今季4勝目王手 同世代の飛ばし屋に対する対抗心明かす「負けたくないけど…」

 単独首位に浮上した竹田麗央

 「女子ゴルフ・ニチレイ・レディース・第2日」(15日、袖ケ浦CC新袖C=パー72)

 3位から出た竹田麗央(21)=ヤマエグループHD=が5バーディー、2ボギーの69をマーク。通算9アンダーで単独首位に浮上し、今季4勝目へ王手をかけた。

 「前半はすごくチャンスについた」と出だしの1番から連続バーディー発進と好スタートを決め、リーダーボードのトップに躍り出た。一転、後半は「ミスショットが続いた」と乱れ始めたが、36のパープレーで単独首位を維持。上々のラウンドに「80点」と自己評価し、「明日も混戦なので、しっかりバーディーを取って自分のプレーに集中できたら」と最終日を見据えた。

 前週の宮里藍サントリー・レディースは2日スタート前に背中痛で棄権したが、もう体は万全。今週も初日の平均飛距離が全体1位と武器の飛ばしも健在だ。

 現在、平均飛距離はツアー3位。同部門はパーオン率などを差し置いて最もこだわりが強く、ラウンドが終わる度に同部門の数字を確認する。2003年度生まれの同学年には神谷そら、小林夢果ら飛ばし屋が多い世代。ライバルには「一緒に回ったときは負けたくない」と負けん気が芽生える。前週は韓国アマのキム・ミンソルとの“飛ばし屋対決”に火が付いて強振し過ぎただけに「けど、体が大事」と苦笑い。次週は海外メジャー・全米女子プロ選手権も控える。ケガなく3日間を終えることが大事。そして「優勝してから(アメリカへ)行くのがいいと思うけど、そんな簡単にはいかないと思う。自分のベストを尽くせれば」とまずは目の前の一戦をしっかりと戦って、海を渡りたい。

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