バスケ日本代表・富永啓生が中高生に指導「少しでもアドバイスになればいいな」

富永啓生

バスケットボール男子日本代表でネブラスカ大を卒業した富永啓生(23)が15日、都内の東洋英和女学院で中高生約50名を指導した。これは大手スポーツメーカー・アンダーアーマーのイベント。

この日、同メーカーが展開する「カリーブランド」との契約を発表した富永は、学生と約1時間半交流。質問コーナーで学生から、試合で緊張しない方法を問われると「音楽を聴いたり、試合前にいつもやっていることをするのが、一番緊張がほぐれるから大事だと思う」と笑顔で回答した。

富永自身も、2018年の愛知・桜丘高3年時にアンダーアーマーのイベントで、米プロバスケットボールNBA、ウォリアーズのステフィン・カリーと初対面を果たした。その後は対談や、カリーから直接指導を受けることもあった。

「(今回は)教える側の立場でやれてすごく楽しかった。自分も(カリーから指導を)聞いていた側だったので、生徒たちの気持ちがわかる部分もあった。少しでもアドバイスになればいいなと思っていた」と充実した表情を浮かべた。

現在はパリ五輪を前に、日本代表合宿に参加中。22、23日にはオーストラリアとの強化試合(北海道・北海きたえーる)が控える。「(イベントで)若い子たちからエネルギーとパワーをもらった。自分も代表活動に戻って、頑張っていきたい気持ちになった」と学生から刺激を受けていた。

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