【広島】玉村昇悟が難敵・楽天封じて今季初白星! 大瀬良からは助言LINE「それも参考にしながら」

広島・玉村昇悟

広島・玉村昇悟投手(23)が15日の楽天戦で先発。チームは4―3で3連勝を決め、玉村は4度目の先発機会で、待望今季初勝利をゲットした。

交流戦優勝がかかっている楽天相手に「先に点をやりたくなかった。何とか低めに丁寧に投げていきたいと」と粘りの投球が光った。2点の援護をもらった2回には、無死からの連打を一死一、三塁のピンチを迎えたが、7番・渡辺佳を外角への直球で注文通りの投ゴロ併殺に。4―0となった6回も先頭の出塁を許し、得点圏に走者を背負ったが、後続を打ち取るなど、直球、チェンジアップ、スライダーを両サイドに丁寧に投げ分け、要所を締め続けた。

球数が80球を越えた7回は「できれば投げ切りたかった」と、敵打線につかまり、3連打で2点を失ったところで、リリーフ陣の救援を仰ぐ結果となったが、6回0/3を8安打3失点と先発の役割は全うし「勝てて、ホッとしています」と待望の今季初勝利。

試合後は、前日15日に7回無失点とひと足先に楽天打線を封じていた先輩右腕の大瀬良大地投手(32)からも、敵打線の印象などを含めた助言をLINEを通じてもらったことを明かし「毎回、大地さんが打線を沈めるというか、抑えてくれるので。それも参考にしながら」と、登板直後にもかかわらず、サポートしてくれた先輩右腕への感謝も口にしていた。

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