【オリックス】先発全19安打で乱打戦を制す 中嶋監督「西川の本塁打が重さを取った」

今季最多の19安打を浴びせてヤクルトに大勝だ。

連敗で迎えた15日のヤクルト戦(京セラ)は、1点を追う3回に太田の適時打で同点に追いつくと、4番・西川が右越えに2号3ランで勝ち越し。4回には安達の適時二塁打、6回にも集中打を浴びせるなど攻撃の手を緩めず、両軍合わせて32安打の乱打戦を9―3と打ち勝った。先発の東が5回を7安打2失点で3勝目をマークした。

本拠地初アーチを放った西川は「まさか入るとは思わなかったのでよかった。ほっとしてます。明日がラストなんで勝って交流戦を締めたい」と声援にこたえたが、3安打1打点の安達は5月1日のロッテ戦(ほっともっと)で1イニング3失策の失態をお立ち台から〝陳謝〟。「ほっともっとでやらかしてしまった。応援してもらっていたのにすいませんでした。一時期は野球が怖かったが、この場に立てて気持ちいい。ホッとしてます」と笑顔を見せた。

連敗ストップで借金3。中嶋監督は「打ったのは打ったけど、なんか非常に重いゲームになった。西川のホームランが一番大きいと思うし、一気に行ってくれたのが重さをちょっと取った。連勝のあとの連敗は避けたかったけど、今日とりあえず1つ取れたのは大きい。(交流戦)あと1試合しっかり勝ちたい」と気合を入れた。

16日のラストを託すのは4月20日に不振で降格し、約2か月ぶりに復帰登板する山下舜平大。交流戦Vは逃したが、勝利して巻き返しに弾みをつけたい。

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