大惨事…だまされた父、2千万円を失う　「電車で忘れた」の電話、息子のふりした詐欺師だった　2千万円を受け取ったのは少年…警察に自宅を特定され、隣町まで走る　警官も追いかけ、ついに駐車場で捕まった17歳

　埼玉県警大宮署は13日、詐欺の疑いで川口市の自称アルバイト少年（17）を逮捕した。

　逮捕容疑は氏名不詳の者と共謀し、2月28日午前10時10分ごろから数回、さいたま市北区の男性（87）方に次男などを名乗り「電車でかばんを置き忘れた」「会社の書類と取引で使うカードが一緒に入っていた」「5千万円用意しなければならない」などと電話をかけ、同日午後1時25分ごろ、男性方付近の路上で現金約2千万円をだまし取った疑い。「間違いありません。遊ぶ金がほしかった」と容疑を認めているという。

　同署によると、男性方付近の防犯カメラなどから少年を特定。捜査員が川口市内の自宅を訪れると、走って逃げたが、草加市内の月決め駐車場で逮捕された。