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思わず〝ホッ〟とした。巨人の阿部慎之助監督(45)が2―0で勝利した15日の日本ハム戦(エスコン)後、試合を総括した。
投手戦を制した。巨人・グリフィン、日本ハム・金村と両先発が好投を続け、8回までともに無失点投球を継続。試合の均衡を破ったのは9回、無死一塁から岡本和が値千金の11号2ランを放ち待望の先制点奪取に成功した。
グリフィンは完封目前の二死一塁からマルティネスに内野安打を許しピンチを招いたところで無念の降板となったが、最後は守護神バルドナードがぴしゃりと締めて零封勝利。北の大地で連勝を決めた。
最後まで手に汗握る試合展開に阿部監督も「ドキドキしたね」と率直な心境を吐露。それでも試合を一振りで決めた主砲の活躍には「いや、もう『入ってくれ!』て祈っていました。すごくチームにとっても大きいし、非常にナイスバッティングだったと思います」と最敬礼した。
9回途中113球の力投を見せたグリフィンは「今までにないくらい一番良かったんじゃないですか」と称賛したが、「あと1人」の場面からマルティネスに内野安打を許した遊撃・泉口の守備には「最後、アウト取って欲しかったね。あれが精いっぱいだったかどうか分からないけど、泉口がちょっと体も動いてなかったから(笑い)。ああいうのもいい経験としてほしいね」と穏やかな口調で改善を促した。
6連敗から一転、2連勝と風向きを変えた阿部巨人。指揮官は「明日、欲を出してしっかりと勝って、交流戦を終わりたいなと思います」と交流戦最終戦に向けて意気込んだ。