「やったぜー」日本代表の古賀紗理那主将、五輪切符をファンと喜ぶ セルビアに3―0、米国も倒す!【女子ネーションズリーグ】

パリ五輪出場を祝い、笑顔で写真に納まる古賀紗理那(前列中央)ら日本の選手たち(撮影・中村太一)

◆バレーボール ネーションズリーグ女子福岡大会1次リーグ最終週 日本3―0セルビア(15日、北九州市西日本総合展示場)
スタンドでは金色のスティックバルーンが揺れ、祝福の歓声が起こった。パリ五輪確定のセレモニーがセルビア戦後に行われ、主将の古賀紗理那(NECレッドロケッツ)=熊本県大津町出身=は「やったぜー」と笑みを見せ「チームみんなで勝ち取った出場」とうなずいた。

セレモニー前のコートでは主力が不在のセルビアを圧倒。第1セットこそ競り合ったが、以降は古賀やチーム最多17点の石川真佑(ノバラ)らが得点を量産だ。「私たちは一つ一つの試合を丁寧に成長しながら戦ってきている」と言葉通りの姿を示した。

常に高みを見据えている。だからこそ14日にパリが確定してもすぐに視線は先だった。「残り2戦の結果で世界ランキングが変わる」。五輪本大会の組分けに影響する世界ランクに言及できるエースの存在が、日本の推進力ともなっている。

相次いだ負傷を乗り越えて代表復帰し、レギュラーとして貢献した荒木彩花(久光スプリングス)=福岡県大野城市出身=も思いは同じだ。「次の結果でランクも変わる。総力戦で勝ち切りたい」と本番もにらみながら16日は東京五輪女王の米国戦に挑む。
(山田孝人)

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