「いいプレーもあった。自信を持って次につなげたい」失意のカナダ戦から一転、セルビア相手に石川真佑が最多得点「この試合も大事だった」【ネーションズリーグ】

6月15日、女子バレーボールの「ネーションズリーグ(VNL)」予選ラウンド第3週・福岡大会が北九州市・西日本総合展示場で行なわれ、14日に6大会連続の五輪出場が決まった世界ランク7位の日本代表は同9位のセルビア代表と対戦。セットカウント3-0(25-22、25-18、25-15)のストレート勝利を収めた。

このセルビア戦に意欲を燃やしていたのが、石川真佑だった。福岡大会初戦の韓国戦でチーム最多の16得点を挙げ、2戦目のカナダ戦でもスターターに名を連ねた石川は、しかし高さのあるカナダのブロックに苦戦。第2セット途中に退くと、フルセットとなった第5セットまでコートに入ることはなかった。

カナダ戦から一転、セルビア戦で石川は次々とスパイクを相手コートに突き刺した。「オリンピックは決まりましたけど、この試合も大事だったので、自分自身もいい準備をして入ろうと思っていました。スパイクやディフェンス面に課題があるなかでいいプレーもあった。そこは自信を持って次につなげたい」と語った。
両チーム最多となる17得点については、「はい。よかったです」と安堵の笑みを浮かべた石川は、「明日のアメリカ戦も負けられない試合。自分たちがオリンピックにつながる大事な試合になるので、チーム全員でいい準備をして勝ちにいきたい」と意気込み、ファンを沸かせた。

14日に決まったパリ五輪行きについては、「カナダ戦で負けてしまったんですけど、きのう(14日)ポイントで自分たちが(パリ五輪の)切符を掴んだ。きょうしっかり勝ってファンの皆さんの前で勝つ姿を見せることができてよかった。たくさんの応援、いつもありがとうございます」と感謝した。

構成●THE DIGEST編集部

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