フジテレビの夏の大型音楽番組「ＦＮＳ歌謡祭」の第一弾出演者が発表された。一定の距離を置くのではと言われていたＳＴＡＲＴＯ ＥＮＴＥＲＴＡＩＮＭＥＮＴ社のタレントがずらりと並び、ファンを喜ばせている。７月期のドラマを合わせて、フジテレビはこの先、かつてのような蜜月関係となっていくかもしれない。
創業者の性加害問題を受けて、今年の春にＴＯＫＩＯなど、旧ジャニーズ４番組を終了させたフジテレビ。旧ジャニーズと距離を置くかに見えたが、ＦＮＳ歌謡祭の司会には９年連続で嵐の相葉雅紀を抜擢し、出場者の中にはＮＥＷＳ、ＷＥＳＴ．、Ａぇ！ｇｒｏｕｐの３組の出場に加えて、ミュージカル「モーツァルト！」から京本大我まで出演すると発表した。
７月からＳｎｏｗ Ｍａｎの目黒連とＨｅｙ！Ｓａｙ！ＪＵＭＰの山田涼介が主演のドラマが２本スタートするなど、一気に“ジャニーズ色”を強めている。
ある芸能関係者は「もともとフジテレビはスポンサーの顔色を窺い、一定の距離を置くスタンスを見せていましたが、『補償問題が進んでいるのであれば』という判断で、新規キャスティングをしたい意向は見え隠れしていました。そもそも全体的な視聴率も良くないのがいまのフジテレビですし、局内でもＳＴＡＲＴＯ社のタレントと距離を置いてしまえば、ますます視聴率は厳しくなると危機感を持つ人は多かった。この夏をきっかけに昔ほどとはいかないまでも、良好関係になってくるのではないかとみている人は多いです」。
ＦＮＳも第２弾、第３弾の出演者が楽しみだ。
