沖縄県議選、きょう16日投開票 与野党勢力比が焦点 物価・基地政策に審判

 任期満了に伴う第14回県議会議員選挙(定数48)は、無投票となった石垣市区を除く各市町村で16日、投票が行われ即日開票される。7日の告示以降、同市区を除く12選挙区で46議席を巡って73人が激しい選挙戦を展開してきた。玉城デニー県政の中間評価にも位置付けられ、県政与党が多数を維持するか、野党の自民や中立の公明が逆転するかが焦点で、16日深夜に大勢が判明する見通し。 

 経済振興や物価高騰対策、米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設問題などが主な争点。各候補者は15日、選挙事務所前などで打ち上げ式を開いた。支持者と共に最後の気勢を上げ、9日間の選挙戦を締めた。

 選挙結果は、2026年の知事選や年内にも予想される次期衆院選など国政への影響も必至だ。

 無投票当選の2人を含む、立候補者75人の内訳は、与党系が32人(現職19、前職1、新人12)、野党系が26人(現職15、新人11)、中立系が17人(現職2、新人15)となっている。

 政党別では自民20人(現職15、新人5)、共産7人(現職6、新人1)、立民5人(現職3、新人2)、社民5人(現職2、前職1、新人2)、公明4人(現職1、新人3)、社大3人(現職1、新人2)、維新3人(現職1、新人2)、諸派2人(新人2)で、無所属が26人(現職7、新人19)。

 投票時間は午前7時から午後8時まで(一部除く)。開票作業は午後9時(一部除く)に始まる。(’24県議選取材班)

© 株式会社琉球新報社