【F1】角田裕毅の来季相棒に〝問題児〟オコンが急浮上「アルピーヌより速い車を求めている」

エステバン・オコン(ロイター)

F1のRBと契約延長した角田裕毅(24)と来季コンビを組む相棒候補に〝問題児〟のエステバン・オコン(27)が急浮上してきた。

角田は来季1年間の契約延長が決まったが、RBでは来季のもう1枠のドライバーが未定となっている。

RBのドライバー選定が注目を集める中で、米メディア「ビヨンドザフラッグ」がまさかの〝大穴〟の可能性を指摘した。

「2025年に角田裕毅のチームメイトになる可能性のある3人」と題して同メディアは特集。まずは現在の同僚であるダニエル・リカルド、リザーブを務めるリアム・ローソンを挙げており、ここまでは誰もが予想するところだ。

しかし同メディアは〝第3の男〟が浮上していると主張。「来年オコンが角田裕毅と並んでレースに出場する可能性を否定してはいけない。このフランス人ドライバーはアルピーヌで使用しているものよりも速い車を求めている。RBにはまさにそれがある。オコンはこれまで何度も自分が非常に優れたドライバーであることを証明してきた」と実力派としてオコン獲得の動きがあると指摘した。

その理由は、リカルドとローソンでは実力不足の懸念があるから。「ヘルムート・マルコが、リカルドが期待に応えられず、リアム・ローソンにも何かが欠けていると考えているのであれば、オコンはレッドブル(グループ)がその空席を埋めるために頼るファーストチョイスのドライバーになる可能性がある」とRBのオコン獲りが現実味を帯びると強調した。

ただ、オコンの懸念点も指摘。「最近直面している困難を考慮すると、オコンの気質が問題になる可能性がある」。オコンはモナコ・グランプリ(GP)で同じアルピーヌのピエール・ガスリーに対して無謀な〝同士打ち〟を仕掛ける失態を犯し、前戦のカナダGPでもチームからの指示を無視して騒動に。実力はあっても〝問題児〟ぶりをレッドブルグループが不安視する可能性もある。

強気な姿勢が売りの角田がオコンとコンビを組めば衝突は必至。RBの来季のドライバー選びに注目が集まる。

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