吉田正尚、エンタイトル二塁打後に激走生還 ヤンキース戦今季初勝利に貢献

○ レッドソックス 8 - 4 ヤンキース ●
<現地時間6月15日 フェンウェイ・パーク>

レッドソックスの吉田正尚外野手(30)が15日(日本時間16日)、本拠地でのヤンキース戦に「6番・指名打者」で先発出場。復帰後初長打を放ったあと生還し、チームの勝利に貢献した。

初回の第1打席は2点を先制し、なおも一死一、二塁の好機でヤンキースの先発左腕・ロドンと対戦。1ボール後の外角直球にバットを出したが平凡な左飛に倒れた。5-2で迎えた2回の第2打席も二死一、三塁の好機だったが、1ボール後の直球をいい感じで捉えた打球は、もうひと伸び足りず中飛。一死無走者だった5回の第3打席は、三たびロドンと対戦し投ゴロに倒れた。

2点リードで迎えた7回の第4打席は、二死無走者で2番手右腕・マリナッシオと対戦。1ボール後のチェンジアップを捉えた打球は、ワンバウンドで右中間フェンスを越えるエンタイトル二塁打となった。

続く代打・ウェストブルックの中前適時打で本塁突入。ヤンキースの中堅・ジャッジの好返球で際どいクロスプレーとなったが主審はセーフの判定を下した。ヤンキース側はチャレンジを要求するも判定は変わらず。主審が改めて「セーフ」とコールすると、フェンウェイ・パークは大歓声に包まれた。

左手親指痛からの復帰4戦目は、4打数1安打1得点の打撃結果。最終打席で復帰後初長打をマークし、今季の打率は.255、OPSは.695となった。

レッドソックスは8回までに12安打8得点と打線が機能し、ヤンキース戦今季初勝利。今季通算36勝35敗で再び貯金1となった。

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