猿之助逮捕で延期の劇場版「キントリ」 石丸幹二が代役で再始動 主演・天海「面白くなってきたじゃない!」

 新キャストとして参戦する石丸幹二

 自殺ほう助の罪に問われた歌舞伎俳優の市川猿之助が出演していたとして、公開延期となっていた天海祐希主演の映画「劇場版 緊急取調室 THE FINAL」が、石丸幹二を代役として再始動することが16日、発表された。本来は昨年のこの日公開の予定だった。

 捜査1課の取り調べ専門チーム・緊急事案対応取調班、通称キントリの活躍を描き、2014年から4シーズンと2作のスペシャルが放送されてきた人気シリーズの完結編。天海演じるたたき上げの刑事・真壁有希子を筆頭にクセの強いメンバーが被疑者を丸裸にし、全39話の平均世帯視聴率は13.1%(ビデオリサーチ調べ。関東地区)と10年近くに渡って愛されてきた。

 天海はコメントを発表し「スタッフ・キャスト一同、劇場版『緊急取調室 THE FINAL』を必ず皆様にお届けしたいと思ってきましたが、やっとこうして再始動を発表できる日を迎えることができました。この1年の間に歳はとってしまったけれども(笑)、色々なことをバネにして、さらにパワーアップしたキントリの最後を飾るにふさわしい“ベストの作品”をお届けすることを、ここに力強く宣言させていただきます!」と約束。

 公開日は未解禁ながら「キントリチームでも、またみんなに会えるのが嬉しいよね、と話しています。そして、新たにこの映画に参加してくださる石丸幹二さんとキントリメンバーでぶつかり合えることにも胸を躍らせています」と明かし「面白くなってきたじゃない!」と気持ちを高ぶらせた。

 猿之助は捜査1課の取り調べ専門チームに最強の敵として立ちはだかる内閣総理大臣役で、取り調べを受けるシーンがあった。

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