絶滅危惧「ハッチョウトンボ」観察 西条の湿地で家族連れら

西条市旦之上に生息するハッチョウトンボの雄の成虫

 愛媛県レッドデータブックで絶滅危惧Ⅰ類に指定され、日本で最小のトンボといわれる「ハッチョウトンボ」の観察会が15、16の両日、西条市旦之上の湿地であり、参加者は小さな姿をじっくり観察し、写真に収めた。

 ハッチョウトンボは成虫でも体長が2センチほど。生息できる湿地の減少などで県内での生息地は現在、旦之上地域のみとされ、2010年から地元住民らでつくる「庄内ハッチョウトンボ保存会」が、生息帯をつくって保護活動を続けている。

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