角田裕毅の躍進にチーム代表「レッドブルやライバルが無視するのは難しい」と来季以降の移籍の可能性に言及!

先日、チームとの契約延長が発表されたビザ・キャッシュアップRBの角田裕毅について、チーム代表を務めるローラン・メキース氏は、来シーズン以降にライバルチームへ移籍してしまうのではないかと危機感を抱いているようだ。

RBが1年延長契約のオプションを行使し、2025年も引き続き同じチームからF1に参戦することが決まった角田。契約の裏には、他の中団チームからのオファーや問い合わせがあったこと、それらを交渉材料にし、条件次第ではレッドブル・グループを離れる可能性もあったことは角田自身が明らかにしており、ファンやメディアの間でもレッドブルを離れることも選択肢のひとつだとする声も少なくなかった。

RBが本拠地を置くイタリアのモータースポーツ専門メディア『formu1a.uno』は、このままの活躍を角田が続けるようであればライバルの注目をさらに集めることは必然だとし、レッドブルとホンダのコミットメントが終了する2025年のサマーブレイクには今年と状況が変わっているとする。

さらに、専門メディア『motorsport.com』はメキース氏のコメントを紹介。角田を来年まで引き留めることが「プロジェクトの鍵」だったとし、「彼は今年、我々の期待をはるかに超える驚異的なステップアップをした。4年目にコース内外で遂げた進化、成熟だけでなく純粋なスピードは非常に印象的だった」とその理由を説明。

また、メキース氏は、角田がレッドブルに昇格できないことへのフラストレーションは理解できるとし、このペースで成長を続ければ、「レッドブルやライバルチームが無視するのは難しい」と、来年以降のキープについて危機感を募らせた。

構成●THE DIGEST編集部

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