これって、平成メイク!? 古い顔からの脱却!今どきメイクにアップデートするワンポイントメイクレッスン

引用元:Jacob Wackerhausen/gettyimages

今どきメイクにアップデートできていないという「たまひよ」アプリユーザーから寄せられた悩みについて、ヘア・メイクアップアーティストの広瀬あつこさんに聞きました。

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平成顔のメイク迷子さんのお悩みとは…!?

まず、アップデートしたいみんなのメイクの悩みをご紹介します。

◾️“若づくり”に見えないメイクとは
「今どきのメイクわからないです‼ 若くは見せたいけれど、若づくりっぽくならないメイクが知りたい!」(あけやん)

◾️夫からメイク下手の烙印
「メイクマンネリ、メイクが下手、平成メイクと夫に言われました。デカ目にしたい…」(産休最高@ぴっぴ)

◾️引き算しすぎ?
「メイクを引き算しすぎて、マスクが取りづらいです…」(みわち)

◾️ずっーと自己流
「自己流メイクなので、これでいいのかな?と思うこともあるけど、専門の人に聞いたり、お店にも行ったりできないのでそのままに……」(まり)

◾️学生時代から…
「学生の頃と同じメイクをしているため、全くアップデートされていないのが悩みです」(ふるさと)

◾️動画を見る時間がない
「メイク動画を見る余裕もないので3年くらい同じメイクです」(あずき)

◾️調べるのが面倒
「流行りのメイクなど調べる・勉強するのが面倒になってきたので、マンネリ化しています」(ぴよち)

「自分の顔の造作がどうなっているのか、理解した上でメイクすることが大事」と広瀬さん

ここでは、皆さんのメイクの悩みとともに春夏メイクのトレンドについて、広瀬あつこさんに聞きました。

「体験談のコメントの中に、メイクがヘタ、平成メイクは古いとありましたが、平成ってついこのないだ? 令和も平成もそんなに変わってない?なんて思ってしまいます。

ところが時代を振り返ると、細眉ブームが平成の前半にあり、その後にギャルメイクや、囲みメイク。そして、目元を黒いライン まつ毛を強調するために、二重三重につけまつげを重ねてつけたりしたことも。反対にバブル後は、癒し系ナチュラルメイクの出現と、平成メイクと言ってもとても幅広かったことを思い出しました。

メイクはどれが正解で、どれが間違いとかはなく、本人が楽しめるのが一番だと私は思います。 とはいえ、10代、20代で覚えたメイクを30代、40代で更新することなく、同じようにメイクしていると似合わなくなってしまうのも事実です。

まず、自分の年齢の顔の造作がどうなっているのか、理解した上でメイクをするのが似合うメイクへの近道かと思います。

出かける時はとりあえずファンデと眉だけという日が多い私ですが、先日、仕事で自分メイクを撮影させてもらいました。椅子に座ってじっくり自分の顔を見ながら丁寧にメイクをしたら、いつもどこか諦めていた自分が納得のいく自分になれたような気がしたのです。

撮影のためにダイエットなどの事前準備もしてはいたものの、 写真を見て自分を可愛いと思えました(笑)。もちろんカメラマンさんや照明、スタッフさんの指示の賜物ではあるのですが、撮影で自分のメイクのウィークポイントの研究を重ねたことで、 自分を諦めなくてもいいのだと、自信にもつながったとても嬉しい経験になりました。

ですから、20代・30代の時と比べて、骨格やお肉のつき方で顔に落とす影がどうなったか、 眉毛やまつ毛がどんなふうに変化してきたかを把握することはとても大事です。

眉毛やまつ毛が薄くなったり、細くなったりしていれば、ちゃんと生え揃っている感じのメイクする。お肌のたるみで眉尻、目尻が下がっているようであれば、下降している影を消したり、ラインを上昇にしたりする。目幅も狭くなってくるので、目の幅が出るようにラインを出すということです。

また、骨格や筋肉のつき方が変わった人は、『すっぴん以上メイク前』の仕込みメイクをマスターするといいかもしれません。 小顔や立体感を出すためのコントゥワリングメイクや、長い顔を短くする中顔面短縮メイクなども取り入れると、骨格補正ができます。

『すっぴん以上メイク前』のメイクができたら、いろいろなメイクをこなすことができるのではないかと思います」(広瀬あつこさん)

令和メイクを叶える2024年春夏のメイクのポイント

「メイクの進化と同時にコスメの進化も大躍進しています。コスメを更新するのも自然にアップデートするための一つの方法かもしれません。体験談にマンネリと悩みがありますが、同じメイクをしているということはスキルアップしていることも。アイラインがキレイにかけるようになっている人が、進化したコスメを使ったら、それだけで令和メイクになれる可能性があると思います!」(広瀬あつこさん)

ライナーやマスカラは少しくすんだ色がトレンド

ここ数年、カラーライナーやカラーマスカラ、アイブロウも茶色でだけではなくカラフルな色味が新色でどんどん出ています。アイカラーは締め色が淡くなり、少しくすんだカラーがトレンドです。 ピンクグレージュやグレージュブラウンなども使いこなせると、ぐっとイマドキに。

マルチカラーも人気

一つで何役もこなせるマルチカラーも人気です。 ワントーンメイクが簡単に叶うし、持ち運びにも◎。 仕上がり感はメイクに統一感が出て、こなれた感じで演出できます。

グレージュミックスされたアイカラー

2024年はグレージュがミックスされているアイカラーや、ラメ・パールの輝きがあるものが注目されています。ラメ・パールはただキラキラするのではなく、発色がありつつ透明感があるので、私はアイラインぽく目尻のきわに塗るのがお気に入り。

リップはピンクベージュ

リップはマットからツヤのあるものが戻ってきています。粘膜と同じ色の粘膜カラーをベースとして、唇の中心に真っ赤やオレンジなどつけてみるのが、今っぽくなるポイント。 アイメイクのグレージュに合わせて、ピンクベージュのリップなども合わせやすくてオススメです。

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(取材・文/酒井範子、たまひよONLINE編集部)

広瀬あつこさん

PROFILE)
ヘア・メイクアップアーティスト。誰でも簡単にきれいになれるメイク&美容テクニックを教えてくれると、女性誌などで人気。女優から人気モデル、美容家までヘアメイクの指名も多い。著書に『スマイルメイク −5歳で引き寄せ力アップ!』(世界文化社)がある。2児の母。

※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は2024年3月の情報で、現在と異なる場合があります。

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