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オリックス・山下舜平大投手(21)が16日のヤクルト戦(京セラ)で4月21日以来の復帰登板を果たし、5回1失点の好投を見せた。
緊張もある中で5回を無安打1失点、9奪三振の好投で82球を投げ終え「久しぶりの京セラドームのマウンドだったので、立ち上がりは緊張感もありましたが、1点を許してしまったことで逆に自分の中で割り切って投げられた。2回以降はいい意味で力を抜くことができ、自分らしい投球ができた」と話した。
初回は制球が定まらずに四球と暴投で無死三塁のピンチを招き、丸山和のニゴロの間に先制点を与えた。しかし、その後の長岡、村上を連続空振り三振に切って取り、村上には自己最速タイの160キロも計測した。本来の山下の姿だった。
昨季9勝を上げた新人王も今季は0勝2敗とスタートから苦しんだ。制球難から二軍調整を命じられ、フォームとフィジカルを見直し、満を持しての復帰登板。勝利投手の権利を持ってリリーフ陣にマウンドを任せ、ベンチで戦況を見守った。
4―2と初勝利が目前だった9回、6番手マチャドが逆転打を許して初勝利はスルリと逃げた。しかし、巻き返しを期するチームにとってリニューアルした〝新怪物〟の帰還は最大の追い風に違いない。