野菜を決められた順に重ねて煮るだけ!とびきりおいしい魔法の“重ね煮”とは?「すっごい旨み」と松岡修造も絶賛

松岡修造さんが、野菜嫌いにこそ試してもらいたい「魔法の料理」のレシピを教えてもらいました。

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野菜のポテンシャルが最大限に!決められた順に重ねて煮るだけ

海外からも料理教室を依頼されるという料理研究家・戸練ミナさんに、長野県安曇野市の青空が広がる開放感ある屋外で“スペシャル”な料理を教わることになった松岡さん。

今回教えてもらう「重ね煮」とは、野菜を決められた順に重ねて煮るだけで、そのポテンシャルを最大限まで引き出す調理方法です。

まずは野菜の旨味を引き出すために、鍋の下に少量の塩をふっていくのが“戸練流”。そして、しいたけと軸を3~4mm幅の千切りにして鍋に。
その上に繊維に沿って薄切りにした玉ねぎの層を作り、その上に千切りしたにんじんの層を重ねます。

天に向かって育つ野菜を鍋の下に、地に向かって育つ野菜を上に重ねるのが、重ね煮のポイントとのこと。

煮る前に塩を振りかけますが、その際に「お野菜さんに、『あとどのくらいお塩があったらおいしくなれる?』と聞いてもらって、お野菜さんが『このくらい!』っていう量をパラパラって振ってもらいたい」と戸練さんから言われた松岡さんは、「…ミナさんにどうやってついて行けば…」とこぼして、笑いを誘っていました。

「自分がちょっと疲れているとお塩が多めになったりする」と、“野菜との対話”の理由を聞いた松岡さんは、「あ~そういうことか」と納得(?)し、塩を振りかけると「気持ちも重なったからね」と思いを込めて蓋をして鍋を火にかけました。

水は加えずにトロ火で35~40分煮て、全体を混ぜて粗熱を取ったら「重ね煮」の完成!

水を加えていないのに野菜からたくさんの水分が出ていることに驚く松岡さんは、「色鮮やかになった気がする」とコメントし、重ね煮を食べ実食しますが、「ん?何か入れましたね?」と不思議そうな表情に。戸練さんは首を横に振って、少しの塩だけでこれほどおいしくなると満面の笑みを見せます。

「すっごい旨み、おいしいわ」と、じっくり味わう松岡さんに、「野菜から出ただしがブイヨンになる」と戸練さん。

便利でおいしくていうことなしの「重ね煮」はいろいろな料理にアレンジが効くということで、次回は応用編として重ね煮で作る料理を教えてもらう約束をしました。

(『くいしん坊!万才』6月16日放送分より)

次回は6月23日(日)に放送予定。

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