まさかの2回緊急降板...山本由伸にド軍専門メディアから心配の声「いい兆候ではない」「我々は早い回復を願う」

日本最強右腕にアクシデント発生だ。

現地6月15日、ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸は、本拠地カンザスシティ・ロイヤルズ戦で今季14度目の先発登板を迎えるも、2回28球を投げ終わったところで「右上腕三頭筋の張り」を訴え、まさかの緊急降板。打者8人に対して1安打無失点、1四球、1奪三振という内容でマウンドを降り、球場は一時騒然となった。

当初は、現地13日のテキサス・レンジャーズ戦の登板が発表されていた山本。登板スケジュールを2日遅らせるも、完全な状態ではなかったようだ。

試合後には、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督がメディア取材に応じ、今後の見通しについて言及。明日診断を受ける予定で、負傷者リスト(IL)入りの可能性も「高い」と示唆したという。

この結果を受け、ドジャースのニュースを専門に扱う米メディア『Dodgers Nation』は、「彼の球速が落ちていて、少し調子が悪いように見えた」と記述。「コーチングスタッフが集まって彼をチェックしたが、決していい兆候ではない」と続け、「幸い、肘が原因ではなかった。我々は右腕の早い回復を願う」と記述している。

さらに同じくドジャース専門サイト『Dodger Blue』は、「最低でも中5日の休養を取らせるなど、球団側が1年目のヤマモトをどう扱ってきたかを考えれば、細心の注意を払いながら動いていくことだろう」と分析。右腕ボビー・ミラーの戦列復帰が近づいている点にも触れ、「15日間のIL入りとなるかもしれない」と報じていた。

なお、この試合はドジャースが2対7で敗北。これで貯金は、43勝29敗の「14」となっている。

構成●THE DIGEST編集部

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