元福井藩士を父に持つ岡倉天心をしのぶお茶会 養浩館庭園で開催

日本の近代美術の発展に大きく貢献した岡倉天心をしのぶお茶会が福井市の養浩館庭園で開かれました。
このお茶会は、岡倉天心をしのびながらより多くの人に知ってもらおうと岡倉天心福井県顕彰会が去年に続いて開きました。
東京美術学校の設立に尽力するなど日本の近代美術の発展に大きく貢献した岡倉天心は福井藩士だった岡倉覚右衛門の次男で、明治時代に茶道を通して日本文化の優れた美意識を世界に紹介した「茶の本」の執筆者でもあります。
お茶会では「天心」と入った和菓子が振舞われ、参加者はお茶をたしなみながら、庭を眺め、優雅な時間を味わっていました。このほか、会場には県内で発刊された天心に関する本が並べられその功績などにも触れていました。
顕彰会では秋に中央公園の像に水仙の花を捧げる「天心祭」などを開く予定です。

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